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【中学受験しなければよかった?】中学受験失敗組が語る「中学受験してよかった」5つの理由

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我が家は中学受験失敗組です。

数年前の話になりますが、我が家の長男は第一志望であった公立中高一貫校を見事に不合格となり、併願した偏差値40台の私立中高一貫校泣きながら入学しました。

その後、無事その私立中高一貫校を卒業し、現在、彼は都内の大学に通っています。
(その辺の経緯は、この記事にまとめています。よろしければチェックしてみてください。)

中学受験~大学入学までを一通り経験した保護者として『中学受験しなければよかったか?』と聞かれれば、

『中学受験してよかった』

と即座に返答できます。
これは、強がりではなく正直な気持ちです。

  • 『失敗したのに、なぜそう思うのか?』
  • 『本当は強がっているだけじゃないのか?』

そのように不思議に思う方もいらっしゃいますよね。

この記事では、中学受験失敗~大学入学まで保護者として一通り経験した筆者の経験談を書いていきます。

中学受験に迷っている方の参考になればと思います。

この記事を読んでわかること

  • 中学受験失敗組が語る「中学受験してよかった」5つの理由

この記事の執筆者

リョウスケ

✓教育ブログ歴9年。月々130,000PV。
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「中学受験してよかった」と思える5つの理由

では、僕がなぜ『中学受験してよかった』と思えるのか?

具体的に1つずつ解説していきたいと思います。

我が子は高校受験を本当に1人で頑張れたか?

まず1つ目に思う事は、もし高校受験をしていたとして『我が子は高校受験を1人で頑張れたか?』ということです。

我が家の長男が中学3年の時の状況を振り返ると、彼は「親の言うことなど全く聞く耳を持たない」状態でした。
思春期ど真ん中ですからね。

ウチの子供に限らず、大体の子が制御不能なはずです。

そういう意味で、高校受験は『親の受験』ではなく『本人の受験』になります。

  • 『我が子は高校受験を本当に1人で頑張れたか?
  • 『卒業した学校と同じレベルの高校に合格できたか?』

と考えた場合、ちょっと厳しかったんじゃないかと思います。

親が助け舟を出せる。
中学受験は親子で臨める受験と言えます。

それを思うと、我が家としては中学受験をしてよかったとつくづく実感しています。

中学受験だから親のコントロールが効いた

前項と重複する部分がありますが、中学生になると、我が家だけでなく他のご家庭のお子さんも同じように思春期真っ只中で、ほとんどの子が『親が制御できない』の状態になります。

それを考えた時『中学受験は親の力9割』とはうまく言ったもので、中学受験の時、ウチの長男もまだまだ親のいう事を聞いてくれてたなぁと。

相当早熟なお子さんでない限り、中学受験は良くも悪くも親が制御できます。

親がある程度のレールを敷いてやることができるので親としては安心といえます。

「仕方なしに併願校に入学した」とはいえ、高校受験でそのレベルの学校に合格できていたか?

我が家の長男は、第一志望の公立中高一貫校(桜修館中等教育学校)に落ち、併願した偏差値40台の私立中高一貫校に仕方なしに泣きながら進学しました。

しかし、合格した私立中学を蹴って地元中学に進学し、高校受験でのリベンジを目指したとして、果たして『進学を蹴った私立中学と同レベルの高校に合格できたか?』というとちょっと自信がありません。

別記事でも書きましたが、

偏差値だけでいえば『中学受験の偏差値45』『高校受験の55~60、学校によっては65くらいの偏差値』になるからです。

なぜこんなに上がるのか?というと、それは中学受験の母数が少ないからです。

中学受験をする人は、かなり限られていますよね。非常に少ない。

それに対して、高校受験はほとんどの人が受験します。

その違いですね。

つまり、中学受験は同年代の中でも、かなり学力の高い人たちで行われる受験であるということですね。

中学受験偏差値45だったとしても高校受験で考えた場合、一般的に言われる数字でいうと10~15くらい偏差値が上がるとされています。

高校受験で偏差値65の学校に合格するのは結構大変ですよね。

小学6年生の時の学力を3年間キープし続けるだけでなく、それにプラスしていくのは並大抵のことではありません。

そういう意味で、本意ではないとはいえ併願した私立中高一貫校に進学した選択は間違いではなかったと感じています。

「中高一貫」という子供への負担の無さ

『中高一貫教育』というのも中学受験してよかったと思える要因の1つです。

  • 中学3年間を過ごし学校に慣れてきたところで受験し別の高校へ
  • その後、高校3年間を過ごし学校に慣れてきたところで、また受験し今度は大学へ

この3年ごとの受験は、普通に考えてツラいですよね。

受験ブログを運営している人間として、こんな事をいうのもなんですが『人生において受験は時間の無駄づかい』だと思うんですよね。

もちろん良い面もあるんですが、基本的に何度もやらなくていい。

時間がもったいないですものね。

受験勉強に時間をかけるくらいなら、他の興味のある分野へ限られた自分の人生の時間をかけたほうがイイと思うわけです。

ましてや、人生で最もイイ時期である10代の青春期を受験勉強に使うなんてもったいない。

中高一貫教育は、中学から高校にかけてある一定の学力をキープすれば落第することもなく進級していけます。

そういう意味で、中高一貫教育は合理的といえます。

同じような環境の家庭・同級生が多い

実は、これがとても重要です。

私立中学の場合、良くも悪くも『同じレベルの同級生に囲まれた生活が送れる』ということになります。

やはり、環境というのはもっとも大事なんですね。

クラスの半分以上が当たり前のように東大に行く』環境であれば、やはり、お子さん本人も『僕も東大目指さなきゃな』という意識になりやすいってことです。

逆に

  • 『クラスのほとんどが授業中はおしゃべりをし先生の話も聞かない』
  • 『特に進学も考えていない』

という環境で一人だけモチベーションを保つのは難しいですよね。

そういう意味で環境は大事です。

特に10代の青春期は家族⇒友人へと気持ちがシフトする時期です。

家族の意見・影響より友人の意見・影響を受けやすい時期といえます。

その時期に同じ価値観を持った友人と過ごすことは、親からしてもある意味、安心ではないでしょうか?

これには様々な意見があって『多様な考え方に触れる機会を損失している』という方もいらっしゃいます。

これは各ご家庭の考え方なので、良し悪しを判断することはできませんが、僕は同じレベルの同級生と過ごす事が大事かなと思いますし、時間は元には戻せないので、その環境は何物にも代えがたいと考えています。

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やっぱり環境が大切ということ

前項で『中学受験をしてよかったこと』をいくつか挙げましたが、その中でも最もよかったと思う事は『環境』だと改めて思いました。

具体的なエピソードを少しお伝えします。
ちょっとだけ体験談を語らせてくださいね。

先日、無事我が家の長男が成人式(20歳)を迎えました。
まだまだ、スネをかじられている状態ですが、親としては一区切りという感じです。

このタイミングで気になるのが「成人式で知る長男の同級生のその後の動向」です。

下世話な話になりますが、

  • 他の子たちがどうしているか?
  • どこの大学に進学しているか?

親としては気になりますよね?気になりますよね?ねっ?

長男は公立小学校だったんですが結構特殊でして、ほとんどの子が中学受験をするクラスだったんです。

しかも結構進学先も良くて、

  • 麻布2人
  • JG1人
  • 駒東1人
  • 海城1人
  • 慶應1人
  • 芝1人
  • 高輪2人

などなど。

これだけではなく長男を含め多くの子が私立に進学しました。
学年ではなくクラスです。
30人のうちほとんどが中学受験するという環境でした。

そりゃ、何も考えてなかった我が家も中学受験しますよね。 

それで本題の彼らの大学ですが、

  • 東大:1名
  • 京大:2名
  • 大阪市立大:1名
  • 北海道大学:1名
  • 私大医学部:1名
  • 慶應大:3名
  • 早稲田大:1名
  • 学習院大:1名
  • 立教大:1名
  • 日大:1名
  • 専修大:1名

などなど、という感じでした。

恐ろしく高学歴...(←下世話)

これを見て、あらためて感じたのは、

「やはり、環境って大切だな」

ということです。

普通の公立小学校でしたし、同級生たちは天才なわけでなく、皆、普通の子でした。
保育園も学童も一緒の子が多かったですしね。
良く知った子ばかりです。

話をしても、普通の子たちです。
別に、お高くとまっている感じもありません。

小学校高学年の時から、当たり前に「中学受験する環境」があって進学した先でも同級生たちが「東大や京大を目指す環境」があった結果なのかなと思います。

学歴が全てではありませんが、日本に暮らしていると「ある程度、学歴も大切だな」と感じる場面ってあると思うんですよね。

それもあってお子さんの中学受験を望んでいる保護者も多いんじゃないかと思います。

長男の同級生の動向をみて、中高になってしまえば「環境」が、ある程度レールを敷いてくれると思うので、そこに乗せるまでが親の仕事なのかなと感じました。

「難関私立中に入れたほうがよい」というのではなく、そこそこ進学実績の良い私立中学であれば、学校として「できれば東大」という環境があると思うので、そういう環境に子供を入れておくというのは、あとで考えた場合、楽な気がします。(中高になると親の言うことなんて聞きませんからね...)

ちなみに、今回、早稲田大以上に進学したのは、全員小学校の時、サピックスに通っていた子たちです。

そして、ほとんどの子が最終的に「サピックス+家庭教師」で補強していました。

ちょっと興味が沸いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

パパ友ママ友は、はっきり言いませんが、実は受験の最終年度6年生の時に『集団塾+家庭教師』『集団塾+個別指導塾』で補強しているご家庭は結構多いです。

集団塾で分からない部分家庭教師個別指導塾で教えてもらうという流れですね。

もちろん集団塾の先生も教えてくれるんですが、集団塾はクラスメイトが多いので質問するまでに並んだりと時間を取られたりします。

その時間はもったいないですよね。

だから、家庭教師や個別指導塾を利用するわけですね。

今は、今は月1万円~2万円くらいで利用できる家庭教師や個別指導塾があるので、それを併用すると良いです。

そんな高い家庭教師を利用する必要はなくて、月1~2万円くらいのところで全然オッケーです。
あくまで補強ですので。

集団塾の年間の塾代を考えれば月1~2万円なんて正直しれてます。

一度、検討していても良いでしょう。

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    1回60分(2コマ分) x 4回 =月11,000円。『基礎的な学習習慣をつけたい』という子にはピッタリな塾ですね。「訪問型」「オンライン」どちらも運営しています。
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最後に

この記事では、中学受験失敗~大学入学まで保護者として一通り経験した筆者が「中学受験してよかった」と思える5つの理由を経験談を交えて紹介しました。

もちろん、各ご家庭様々なご意見があると思いますが参考にしていただけたらと思います。

また、一番最後に書いた早稲田大以上に進学した子たちは小学校時代、全員「サピックス+家庭教師」で補強して話は本当のことですので、もしも確率を挙げていくならばおすすめします。

とはいえ、いきなり家庭教師の無料体験を利用するのもハードルが高いとは思うので、様子見で、まずは参考資料だけでも取り寄せてみても良いとは思います。

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この記事の監修者

中学受験(受検)のアレコレロゴ
中学受験(受検)のアレコレ編集部

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