近年、大学入試において
といった一般入試以外の入試形態の割合が着実に大きくなってきています。
また、一般入試においても一部私立大や国公立大学で小論文が出題されるケースが増えており、多くの受験生にとって「小論文」という科目が無視できない存在になりつつあります。
そういった入試を取り巻く環境が変化する一方、
『入試の科目に小論文があるんだけどどうやって書けばいいのか全然分からない!』
と小論文に苦手意識を持っている学生は少なくありません。
しかし、「小論文」という科目が難しく思えるのは、
- 小論文の構成
- 小論文の書き方・ルール
を正しく理解していないからです。
この2つを頭に入れてしまえば、あとはコツコツ練習を重ねることで論理的な文章を書けるようになります。
そこで小論文に苦手意識を持っているあなたの向けて、この記事では現役講師の筆者が小論文の書き方と例文を具体的に解説していきます。
この記事を読んでわかること
- 大学入試で使える小論文の書き方・構成・ルールを現役講師が徹底解説
そもそも小論文ってなに?
小論文を書けるようになるためには、何よりも最初に「小論文とはどのような科目か?」をしっかり理解する必要があります。
みなさんが今まで書いてきたであろう『作文』との比較をしながら小論文という科目の特性について説明していきます。
「小論文」の定義とは?
最初に小論文という科目がどういう科目かというと
- 「問題文で決められた条件に従って、論理性・客観性を伴った文章を記述する科目」
と言うことができます。
小論文という科目は様々な出題パターンが存在します。
例えば、代表的な出題形式として以下の3つのような形式のものが挙げられます。
テーマ型小論文
- 「電気自動車の普及についてあなたの考えを述べなさい」
- 「最近あなたが気になったニュースとその理由について論じなさい」
- 「病院の再編・統合問題についてあなたはどのように考えるか、是非について論じなさい」
といった特定のテーマについてあなたの考えを問う形式です。
文章読解型小論文
現代文と同じように課題文が与えられており、課題文を読んだ上で
- 「課題文を踏まえ、課題文での筆者の主張とそれについてのあなたの考えを述べなさい」
というような設問が課される形式です。
資料読解型小論文
グラフや写真、データなど文章以外の資料が提示され、その資料から問題文に対する解答を記述する形式です。
例えば
- 「過去10年間の訪日外国人数の推移について、資料から読み取れることと今の日本が抱える課題、そしてあなたの考えについて論じなさい」
といったような問題が出題されます。
「論理的」とは?
小論文を説明する上で、「論理的な」という表現に触れないわけにはいきません。
小論文の対策をする上で極めて重要なのが「論理的な文章」を書くことです。
よく使われる「論理的」とは、どのような状態のことを指すかあなたは説明できますか?
論理的であるとは「きちんと筋道を立てて物事を考えるさま」のことです。
もっと簡潔に述べると「言いたいこと(主張)にしっかり客観的な根拠(なぜなら〜)が伴っているさま」のことだと理解してもらえると分かりやすいと思います。
非論理的な文章の例
例)
「小論文はどうやって対策すれば良いかわからない、という声が多い科目です。小論文の対策をしっかりやることで成績を上げることが出来ます。」
一見、文章として成立しているように見えますが、この文章だと「小論文はどうやって対策すれば良いか分からないという声がある」ということについて、続く文章が全くその説明になっていません。
1文目と2文目を「なぜなら」「よって」という言葉で繋いでみると意味が繋がらないことがわかるかと思います。
論理的な文章の例
例)
「小論文はどうやって対策すれば良いかわからない、という声が多い科目です。それは小論文対策の方法を知る機会が少ないからです。この文章では小論文の特徴や攻略方法について述べていこうと思います。」
先程の文章と違って、文と文を「なぜなら」「よって」という言葉で繋いでも意味が通じることが分かってもらえると思います。
このように、筋道を立てて言いたいことを伝える文章、簡単に言うと「なぜなら〜」「よって〜」という形で意味の通じる文章が論理的な文章であるというイメージを持った上でこの後の内容を読んでみてください!
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小論文と作文の違いは?
ここまで小論文という科目の性質と実際の出題パターンについて簡単に整理してきました。
ここからは、この記事を読んでくださっているあなたにとって馴染みがあるであろう「作文」と「小論文」の違いにフォーカスしながら、小論文についてより理解を深めていこうと思います。
作文の特徴
まずは『作文』の特徴について解説していきます。
作文の特徴は、以下の3つです。
感想や自分の感情について記述するのが作文
作文では、与えられているテーマに対して自由に自分の考えや気持ちを述べることが望ましいとされています。
- 「あなたがどう思ったのか」
- 「あなたが何を感じたのか」
を記述することが何よりも優先されるものであり、
- 「みんながどう思うか」
- 「世の中はどう考えるか」
という観点は無くてもよい、これが作文の考え方です。
客観性より主観性が求められる
前項の内容のとおり、作文においては
「あなたがどのように考えたか」
という主観性が重要です。
ちなみに「主観」とは自分一人の見方・考え方のことです。
例えば「今日の〇〇のコンサートは最高に楽しかった」という文章の「最高に楽しかった」の部分は自分の感じたことを述べているので主観的な文章であると言うことができます(人によっては楽しく思わない、という人がいるかもしれない、という点で議論の余地が残るのが主観的な文章の特徴です)。
対して「客観」とは自分ではなく、第三者(その事柄に直接関係がない人)の視点から物事をを見ることです。
もっとわかりやすく言うと「誰が見てもそうだと言える」ことは客観的だと言うことが出来ます。
例えば、「そのコンサートは17:00開演だ」という文章には個人の意見が存在せず、誰がこの文章を読んでも「コンサートは17:00開演なんだな」と認識することができます。
これが客観的ということです。
文章の構成方法に制限がない
小学校や中学校で作文や卒業文集などを書く際に、先生から「こういう形式で必ず書きなさい」と指示を受けたことがある方はどれくらいいるでしょうか?
おそらくこの記事を読んでいるほとんどの方が「そんなことは言われたことない」と感じるのではないでしょうか。
そうなんです。
作文の特徴は「表現・構成方法」が自由であることなんです。
ストーリー風に書くもよし、一番言いたいことを一番最初に書くのもよしです。
一方、小論文はというと、後ほど詳しく説明しますが明確な文章の「構成方法」が存在するということです。
ここまでは作文の特徴について述べたので、次は「小論文」の特徴について見ていきましょう。
小論文の特徴
次に『小論文』の特徴について解説していきます。
作文の特徴は、以下の4つです。
問題文で与えられた条件に従って記述することが最優先
この点が小論文の対策をするにあたって最も重要です。
作文はテーマに対して自分の考えたことを自由に表現することが許されているのに対して、小論文は問題文にしっかり答える形で答案を作らないと、どんなに人の心を動かす文章を書けたとしても得点することは出来ません。
- 「◯◯についてあなたはどう考えるか」
という設問であれば◯◯というテーマに対して「自分がどのように考えるのか」、そして「なぜそのように考えるか」という意見を書きます。
- 「課題文を読んで筆者の考えについて述べなさい」
であればあなたではなく筆者が本文で言っていたことだけを書きます。
- 「資料からあなたが読み取ったことと、読み取ったことについてあなたが実際に経験したことを記しなさい」
であれば、あなたの体験談を書きます。
このように「とにかく問われていることに的確に解答すること」これが小論文の最重要ポイントです。
自分の意見を書く場合「なぜ自分はそう考えるのか」客観的な根拠を一緒に書く必要がある
小論文が作文と決定的に異なるのがこの部分です。
作文では、自分の主観的な考えを自由に述べることが望まれていると書きました。
一方、小論文は闇雲に自分の感じることを書いても得点できません。
では、どうすればよいのか。
それは、自分の考えに「なぜそう考えたのか」という根拠を加えて書くことです。
例えば、「電気自動車(EV)の普及についてあなたはどのように考えるか」という設問であれば、まずは「あなたがどう考えるか」について立場を決めなければいけません。仮に反対側で文章を書くとしますね。
私はEVの普及に賛成です。なぜならEVは環境に優しいからです。
このレベルだと主張の根拠としては弱すぎます。
なので、
私はEVの普及に賛成です。
現在走っているガソリン車が排出するガスは温室効果ガスとして地球温暖化を進めてしまう作用があることが分かっています。
私は、今生きている私達だけでなくもっと未来にこの地球で生きる人々のことを考えることが重要だと考えます。
よって環境に優しいEVの推進に賛成します。
このくらいしっかりとした理由と一緒に自分の主張を書く。
このことが小論文で点数を取る上で重要です。
問題文のテーマに対し、様々な意見があることを前提に「多角的な視点」で問題を捉える必要がある
これは高等テクニックと言える部分かもしれません。
「多角的な視点」とはどういうことかと言うと
- 同じ問題に対して自分と違う立場で考えている人のことを考慮して主張を述べる
ということです。
多角的な視点を持って文章を書くことで、採点者からは「この人は自分だけでなく、様々な人の考えや境遇をしっかり理解した上で自分の主張を書けている」と高評価に繋がります。
例えば、先程使った「電気自動車(EV)の普及についてあなたはどのように考えるか」というテーマをもう一度使って説明をします。
先程はEV賛成の立場で文章を書きました。
しかし、この問題を違う見方で考えると、例えば
電気自動車は災害時など、いざ電気が繋がらない状況になったときに充電できる場所が少なくリスクが高い
などと反対の意見を出すことも出来ます。
こういった自分とは違う立場から問題を考えることで説得力を出すことが出来るという解答例を挙げてみます。
私はEVの普及に賛成です。
現在、走っているガソリン車が排出するガスは温室効果ガスとして地球温暖化を進めてしまう作用があることが分かっています。
私は、今生きている私達だけでなくもっと未来にこの地球で生きる人々のことを考えることが重要だと考えます。
一方、我が国日本は災害が多く、災害時に充電ができず困るケースなどを想定して日本にはまだEVは早いという意見を聞くこともあります。
こういった意見を踏まえると、私はEVを進め環境に優しい社会づくりを目指しつつ、EV導入によって生じるかもしれないリスクについて社会全体で考えていく、そんな社会にしていくことが必要だと考えています。
同じ賛成の文章でも最初の文章に比べてよく考えられた文章になっていることが伝わるでしょうか。
このように賛成反対など様々な視点から物事を考え、自分と違う考えのことも考慮しながら主張を展開すると説得力ある文章を書くことが出来ます。
解答を書くにあたって明確な構成が存在する。
この点については別項で詳しく説明しますが、小論文にははっきりとした「書き方」があります。
その書き方を覚えて練習していくだけで、一定の点数以上は確実に取れるようになるのでぜひ「書き方」を覚えてもらいたいです。
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小論文と作文、どっちが簡単?
「小論文と作文、どっちが簡単か?」
結論から言うと「作文よりも小論文のほうが簡単」です!
「えっ!?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
今、みなさんが小論文に対して不安を抱くのは当然です。
なぜなら、小論文がどういう科目かが分からないからです。
しかし、これから小論文の対策方法をしっかり把握し練習していけば、みなさんも小論文に対する恐怖が無くなっていくはずです。
では、ここからは、私が小論文のほうが書きやすいと考える理由を解説していきます。
理由①:小論文は評価の基準が明確だから
作文と違って、小論文は「採点の基準」がある程度はっきりしています。
具体的には、
- 「論理的かどうか」
- 「日本語を正しく使えているか」
- 「問題文にしっかり答えた解答になっているか」
などです。
「論理的かどうか」の部分で評価を得るには論理的な文章の書き方を覚えれば良いです。
「日本語を正しく使えているかどうか」の部分で評価を得るには、論理的な文章を書く上で押さえておくべき表現をしっかり覚えておけば良いです。
「問題文にしっかり答えた解答になっているか」の部分で評価を得るには、まず最初にk問題文に対しての答えを考えた上で、そこから理由や具体例を考えていくような思考方法に慣れていけば良いです。
このように、小論文のほうが方向性が明確なので『対策が打ちやすい』です。
そういった意味で、対策がフワフワとした作文よりも小論文のほうが簡単だと言えます。
理由②:小論文はオリジナリティを評価する科目ではないから(一部入試を除き)
これは厳密に言うと異なる部分があるかもしれません。
ただ、現在日本で行われている小論文入試の90%以上においては、必ずしも解答にオリジナリティが求められない入試形態であると私は把握しています。
つまり何が言いたいかと言うと、
- 「発想やひらめきがなくても小論文で合格点を取ることは可能である」
ということです。
小論文でもっとも重要なのは
「問題文にしっかりと答えること」
次に重要なのは
「論理的な文章を書くこと」
です。
この2点さえ守れば小論文で合格点を取ることは十分可能です。
小論文の書き方について理解しよう
ここからは、実際に小論文の書き方について説明をしていきます!
以下の流れです。
- まずは結論(問題提起)から考える。
- 結論(問題提起)⇒その理由⇒ 具体例 ⇒まとめ(もう一度結論)の順で構成を考える。
- できるだけ客観的な主張の根拠を考える。
- (浮かぶのであれば)結論やその根拠を強化する、伝聞・体験を具体例として追加する。
- (余裕があれば)自分と違う考えの人が「なぜそう思うのか?」を考え、対立意見についても言及する。
- ⑤を踏まえ、自分と違う意見を考慮に入れながら、改めて自分の結論を表明する。
一つずつ解説していきます。
まずは結論(問題提起)から考える。
『最初に結論から考える』
この鉄則を徹底しましょう(これが一番重要です!)
理由は、何度も言うように小論文で一番重要なことは、問題文にしっかり答えることだからです。
「◯◯について、あなたの考えを述べよ」
であれば
『私は◯◯について〜〜〜〜だと考えます』
の部分から考え始めましょう。
「文章を読んで筆者の考えと、この文章を読んであなたが考えたことを述べよ」
であれば、まずは筆者の主張を本文から読み取り、次に
「私はこの文章を読んで〜〜〜〜だと考えました」
という部分を考えましょう。
この部分を最初に書いておくことで設問に対して答えるという、もっとも重要な部分を忘れることなくクリアすることが出来ます。
結論(問題提起)⇒その理由⇒ 具体例 ⇒まとめ(もう一度結論)の順で構成を考える。
詳しく分解すると、以下のような順番で書くことをおすすめします。
- 設問で要求されていること(文章の要約・筆者の主張の要約など)
- 自分の考え、主張
- 自分の考え、主張を支える根拠の説明
- 自分の考え、主張を支える根拠を具体例で示す(伝聞・体験したこと)
- 再度自分の考え、主張を設問で要求されていることに応じて書く。
できるだけ客観的な主張の根拠を考える。
論理的な文章を書くためには、主張の根拠ができるだけ客観的なものである必要があります。
周りの人が読んで共感・納得してくれないような根拠で主張を並べても読み手は納得してくれません。
主張の根拠を客観的なものとするためには、
- 自分の志望大学の過去問でよく出題されているジャンルについての知識や時事を深めておく
- 課題文や資料がある場合は、そこに書いてある事実を根拠に自分の主張を考える。
などの手法があります。
根拠を書きたいけど知識がなくて何も浮かばない、というときには参考にしてください。
(浮かぶのであれば)結論やその根拠を強化する、伝聞・体験を具体例として追加する。
客観的な根拠を述べた上で、字数をもっと埋める必要がある場合は、ここまで書いた主張や根拠に関連する自分の経験や他人から聞いたことがないか考えてみましょう。
具体例が効果的に使われている文章は、理解がしやすく評価の高い文章となります。
(余裕があれば)自分と違う考えの人が「なぜそう思うのか?」を考え、対立意見についても言及する。
前述のとおり、賛成反対型の小論文などの場合、可能であればテーマについて自分と違う立場の考えを整理し、それを解答に盛り込んでみましょう。
これが出来ると解答に厚みが出て、説得力ある解答だと思ってもらえるでしょう。
「⑤」を踏まえ、自分と違う意見を考慮に入れながら、改めて自分の結論を表明する。
最初と最後には、設問で問われている内容に対しての答えとなる部分を示しましょう。
いかがでしょうか?
ある程度イメージできますか?
このように小論文は良い意味でテンプレ化されているので慣れてしまえば書きやすいはずです。
あとは何度も書いて慣れることですね。
具体的に例文を挙げて、構成とチェックポイントを解説
「ぼんやりとやり方は分かったけど、実際どう落とし込めばいいか不安』
という方もいらっしゃると思うので、この項では、具体的に小論文の例題とそれに対する解答例を記します。
ここまでに説明してきた内容が実際に使われているか、ぜひ意識しながら読んでみてください!
- 例題:
- 政府主導で地域の利用者が少ない公立病院の再編・統合※が検討されているが、この政策についてあなたはどのように考えるか、800字以内で述べなさい。
- 解答:
- 私は政府主導で公立病院の再編・統合を行っていくことに反対です。⇒(設問への解答・結論)
なぜなら地域から病院が少なくなることで実際にその地域で暮らしている人の生活から安心感が奪われてしまうと考えるからです。
公立病院の再編・統合が検討されているのは、病院の利用者が少ない地域だと書かれています。
そのことから病院が少ない地域というのは、地方の高齢者が多い地域だということが推測できます。
もし、そういった地域から病院が無くなってしまえば、ただでさえ外に出て病院に行くことが大変だと思われる高齢者がますます病院に行くことが大変なことになってしまいます。
また、いざ緊急で医療が必要だというときに病院が近くにないと、命の危険に繋がるケースが増えることも想定されます。
また、病院が少ない地域で暮らすことには不安があります。
そういった地域に住もうと思う人が少なくなると、その地域の人口が減っていくことにも繋がってしまうと考えます。⇒(結論を支える根拠)
私の祖母も人口が少ない地域に住んでおり、なかなか一人で外出するのは大変な状況です。
そんな祖母のような人が他にもたくさんいることを考えると、やはりできるだけ近くに安心して駆けつけられ
る公立病院があることが重要なことだと私は考えます。⇒(具体例で結論・根拠を更に強化)
ただ、こうした政策が進められている理由には、病院で働く人の労働時間が長いことが考えられます。
実際、近年の社会情勢で医療従事者の方が過酷な労働環境で仕事をしている様子をニュースで見ました。
確かにそういった人にとっては、病院を統合してできるだけ多くの人数で一緒に働いたほうが、労働環境が良くなると考えることができます。⇒(自分と反対意見のことを考える、他の人がどのように考えそうかを想定する)
しかし、やはり地域住民のことを考えると、私は病院が減ってしまうことに賛同は出来ません。
よって私は、病院で働く人の労働環境を改善する方法を考え、その問題を解決しながら病院の数をできるだけ多く残せるように社会全体が考えていく必要があると考えます。⇒(最後に自分の結論&今後の課題を提示)(計784文字)
赤文字のとおり前述の要点を落とし込んで文を作ってみました。参考になれば。
最後に
この記事では、大学入試で使える小論文の書き方・構成・ルールを現役塾講師である筆者が解説してみました。
最後に、この記事の簡単なまとめです。
- 小論文にはパターンがいくつかあるので、それを把握する。
- 「論理的」「客観的」な文章を心がける。
- 小論文と作文は全く違うもの。小論文の特徴や採点基準を把握することが重要。
- 小論文には明確な構成が存在するので、それを練習すれば高得点が期待できる。
以上、今後、小論文の対策をするあなたにとって、この記事が少しでも有用なものであれば嬉しいです。
小論文は対策すれば必ず得点できるようになる科目です!
皆さんのことを心から応援しています!