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暗記のコツ。英単語や暗記科目が苦手な我が子に教えたい4つのポイント

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とうさん
とうさん

ウチの子供が英単語や暗記科目が覚えられなくてイライラしてるんだけど・・・厄介だわ。

あ~、わかります。

「覚えられない」からって八つ当たりしてくるんでしょ?

厄介ですよね。

とうさん
とうさん

腹立ったから「覚えるまで何回も読め!書け!」って言ってやったんだけど・・・

あ~、言ってしまいがちですね。それ。

親だって分かりませんもんね。

どうやったら覚えられるかなんて。

「学問に王道なし」って言われているように楽に覚える方法なんてないんですよね。

英単語の「フラッシュバック法」とか有名ですが、効率的に覚える方法はあります。

でも、それは覚えようという意思のある事が前提でして、結局はコツコツやっていくしかないんです。

イライラしてる子の場合は、コツコツやる手前でストレスに負けて怒っているので正攻法な説明では通用しません。

とうさん
とうさん

そうなんだよね。
毎日のように「覚えられない!」って怒ってるんだよ・・・

そういう時は、「覚える方法」を細かく落とし込んで、ちょっと魔法にかけてあげるといいです。

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暗記の前に落ち着かせ自信をつけること

例えば、「Environment」という英単語を覚えられないとします。

とうさん
とうさん

お~、環境と言う意味だね。
世の中の流れを考えると確実に覚えなきゃならない英単語だね。

そうですね。

高校英語ですかね?中3くらいでやりそうですけどね。

まぁ、それはいいとして。

まず、この単語をいつものようにノートに書いていくわけです。

5回。10回。20回と。

都度、見なくても書けるか、意味が分かっているか、テストしていきます。

そして、結果25回で覚えたとします。(今、覚えているだけでも構いません。)

「じゃ、25回書けば覚えられるってことだね。」

として、今後は25回書く事にします。

いままで、「覚えられない!」とイライラしていた本人も「25回書けば覚えられる」とある程度ゴールが見えるようになります。

ゴールが見えると冷静に勉強が進められるようになります。

「覚えるまで書きなさい!」「覚えるまで読みなさい!」

と曖昧にするのではなく、具体的に落とし込んでいくと本人も安心するし、自信がつくんですね。

それで、とりあえずは先に進めるようにはなるという感じです。

とうさん
とうさん

なるほど。まず「覚えられるんだ」と自信をつけさせて、プラス、どのくらいやれば終わるのか目安を設定してあげるってことだね。

そういうことです。

まずは冷静にさせて、「自分でも覚えられる」自信と安心を与えるってことです。

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イメージして覚える

前項で25回書いて覚えると言いましたが、実際には25回書いても覚えません。

とうさん
とうさん

えっ!?どういうこと?

ちょっと語弊がありますが、25回書いて一時的には覚えますが、しばらくすると忘れてしまいます

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウス「忘却曲線」をご存知でしょうか?

人間の記憶定着率を数値化したグラフがあるのですが、

  • 1時間後には56%
  • 1日経つと約70%
  • 1週間経つと約80%弱

は忘れてしまうと言われています。

とうさん
とうさん

1時間後に56%も忘れちゃうんだね・・・

そうです。

非常に残念ですが、そういうことなんです。

記憶には短期記憶長期記憶というのがあります。

この二つの違いは「数時間~数週間で忘れてしまう記憶」か「数ヶ月~数年もつ記憶」かの違いです。

英単語や暗記科目などの勉強は短期記憶に属するものが多いですね。

  • 単語単体だと本人にとって無意味な文字の羅列に見える(単語の意味しか分からない)
  • 単調で同じようなものが多い。
  • 覚える情報量が多い。

このような理由で無理やり頭に入れているケースが多いので、一旦覚えても数時間で忘れてしまう可能性の方が高いです

とうさん
とうさん

そうだよね。
初めて見れば意味不明な文字の羅列にしか見えないし同じような文字がズラーっと並んでてどれも同じに見えちゃう。
記憶に残りづらいよね・・・

このように単調な記憶は、短期記憶なので一度覚えても忘れてしまいます。

これを長期記憶にする必要があります。

これには何度も反復することによって脳に「これは重要な事ですよ」と判断させる必要があります。

ですから、何度も繰り返し復習をやるしかないんですね。

冒頭に申し上げた通り、「学問に王道なし」でしてコツコツ復習します。

ただ「覚えるまでやりなさい」ではなくて「25回で一旦覚えることができる」と分かったら、目安として1単語25回書いて次の単語に行くようにします。

1つの単語に固執して1回で覚えようとしないほうがイイです。

先ほども申し上げた通り、覚えたと思っても忘れてしまいますので・・・

一旦覚える→次の単語を覚えるを繰り返して、区切りのいい所まで進めたら、また1つ目の単語を復習するというやり方が良いです。

「区切りのいい所」というのがアバウトですが、例えば自分で50単語やったら1つめに戻るとか、20単語やったら1つめに戻るとか決めるとイイと思います。

一旦覚えて、忘れる手前でもう一回復習する。

また、忘れる手前で復習する。

これを5回も6回も繰り返します。

それで初めて長期記憶として脳が受け入れてくれることになります。

とうさん
とうさん

うわ~、大変だな・・・

何度も言いますが「学問に王道なし」ですから。

コツコツやるしかないですね。

あとは単語の意味を覚える時、頭の中で「イメージをする」ようにしたり、覚える単語プラスアルファで周辺の事や、成り立ち、覚える単語を使った例文を1つ覚えておくというのも一つの方法です。

「Environment(環境)」であれば、森を俯瞰で見てるイメージとか、「take care of the environment(自然を大切に)」「The most suitable environment(最適な環境)」など例文と一緒に覚えると最初は覚えるのが大変ですが、結果的に繰り返し復習をすることを考えた場合、この方法で早めに長期記憶化してしまったほうが効率的です。

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アウトプットを意識して勉強する

以前、この記事でも書きました。

中学受験の過去問いつからやるの?過去問を解く3つの理由
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続きを見る

「脳は出力した方が情報が定着する」

「入力を繰り返すよりも、出力を繰り返すほうが、脳回路への情報の定着がよい」

授業を聞いたり、単語帳、参考書を読んだりするのが「インプット」です。

一方、ノートにまとめたり、テストや過去問を解いたりすることが「アウトプット」になります。

インプット作業よりもアウトプット作業をした方が記憶の定着が良いということなんです。

「単語を何度もノートに書く」という行為は、ノートにまとめるという意味ではアウトプット行為にあたるんですが、実はグレーな感じで、100%アウトプット行為とは言えません。

  • 元々あるモノを複写する作業である事
  • 頭ではなく手が作業してしまう可能性がある事

アウトプット作業は自分の脳から出さなくては意味がありません。

単語の反復勉強は脳を動かさずに手だけで作業ができてしまいます。

その上、下手すると「勉強をやった気になってしまう」危険性をはらんでいます。

ですから、英単語の復習は単語を書くだけでなく、単語を隠して日本語を見て英単語を答えるテストをするようにしましょう。

英単語を書く→しばらく進める→1つ目の単語に戻ってテストをする

このように勉強を進めると記憶は定着しやすいでしょう。

最後に

今日は「暗記のコツ」についてまとめてみました。

とうさん
とうさん

いろいろと勉強になったよ!

最後にポイントをまとめましょう。

  • 勉強(作業)の目安を決めて、自信と安心を与える。
  • しばらく進めて、元に戻り復習をする
  • 「学問に王道なし」。1度の復習で終わりにせず何度も復習する。
  • 復習する際、インプット作業だけでなく、アウトプット作業を意識する。

こんな感じですかね。

特に年齢が低い子達(小学生~中1くらいまで)の場合、1番最初の「自信と安心を与える」のが大事です。

「できない」「覚えられない」「どうしていいか分からない」という状況の子が多いでしょうから覚えられる目安を設定してあげて「自分でも覚えることができるんだ」という自信を付けらせることが大切です。

単純な反復作業をイライラしないように、いかに冷静に進めさせるかポイントなると思います。

この記事の監修者

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中学受験(受検)のアレコレ編集部

中学受験・公立中高一貫校受検情報のブログ。2024年で運営9年目。9年間の経験をもとに中学受験、高校・大学受験・教育の情報・学習サービスについて各校・各地域のデータをまとめながら詳しく解説しています。その他、中高の生活・子育ての話。 役立つ情報満載です。⇒運営者情報はコチラ
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