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【九段中等教育学校を徹底解説】評判・偏差値・受検スケジュール・大学合格実績・合格に強い塾

とうさん
とうさん
公立中高一貫校を受検しようと思っているんだけど、『千代田区立九段中等教育学校』ってどんな学校?

千代田区立九段中等教育学校は2006年(平成18年)に開校された区立の中高一貫教育校です。
正式名称は『千代田区立九段中等教育学校』です。

名前のとおり『都立』ではなく『区立』の中高一貫校になります。
東京都としては初の区立中高一貫校です。

とうさん
とうさん
ホントだね。九段だけは区立なんだ

そうなんですよ。
他の都道府県で『市立』の学校はよく見かけるんですが、意外にも東京には『区立』『市立』の中高一貫校は九段中等しかありません。

とうさん
とうさん
たしかに。他の県は『市立』の学校があるものね

そうですよね。
区立なので千代田区在住の方が優先されますので、そこが他の都立中高一貫校と違います。
ご注意ください。

ちなみに立地に関しては、最寄り駅でいうと、

  • 「九段下」駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線)
  • 「飯田橋」駅(JR総武線、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営大江戸線)

のいずれかになります。

九段中等教育学校の教育目標は、

  • 豊かな心 知の創造

です。
体験による学びを重視しており、「九段自立プラン」というキャリア教育プランを学年ごとに設定しているのも特色です。

この記事では千代田区立九段中等教育学校の基本情報・受検スケジュール・大学進学実績など数字的なことまで詳しく解説していきます。

この記事で分かること

千代田区立九段中等教育学校の

  1. 基本情報
  2. 大学合格実績
  3. 受検スケジュール
  4. 九段中等教育学校への合格実績のいい塾

この記事の執筆者

リョウスケ

✓教育ブログ歴9年。月々130,000PV。
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千代田区立九段中等教育学校の評判。どんな学校?詳しく解説します。

千代田区立九段中等教育学校の基本的な情報を解説していきます。

とうさん
とうさん
なるほど。 中等教育学校ってのは、高校からの募集がないんだね。

そうです。
『○○高校付属中学』のような『併設型』の場合は、高校の募集がありえるんですが、中等教育学校は高校募集がなく6年間同じメンバーで過ごすことになります。

とうさん
とうさん
それはアットホームな雰囲気になるね

そうですね。
中高一貫校の場合は、その生徒間の距離も魅力ですし、私立の場合は先生も異動がなく先生と生徒の距離感もより身近になります。
公立中高一貫の場合は、公立なので先生の異動はあります。残念ですが。

とうさん
とうさん
なるほど。なるほど。

また、公立中高一貫校は、公立ですので中学3年間の学費は無償です。
もちろん、学費以外の制服代・教材費などなどは必要ですのでご注意ください。

千代田区立九段中等教育学校の一番の特色として、前述のとおり

  • 『体験を重視した授業』

が挙げられます。

本物を見たり、触って感じたりすることで、知識に厚みや深みを加えて確かなものにしていくというものですね。

また、

  • 英語や数学の授業を20人までの少人数にして、学習指導が行き届くようにしています。
  • 英語検定、GTEC、TOEIC を年に数回受検する機会を設けていて、在学中に全ての生徒が目標の級に合格するように指導している

ことも大きな特色です。

とうさん
とうさん
これなら半強制的に資格が取れるって事だからイイね

たしかに、そうとも言えますね。
また、1時間目の前や放課後に『おはようスタディー』『放課後スタディー』と言われる時間外学習の時間があり、

  • 『おはようスタディー』では海外からの留学生によるイングリッシュシャワーや朝読書、朝学習といった活動を
  • 『放課後スタディー』では近くの大学の学生アシスタントによる補習や、大学受験のための課外授業、参加自由の勉強会などを行なっており

生徒が自主的に学べるよう工夫されています。

さらに、

  • 主体的に行動し、未来を考える力を養うことも理念

としており、普段の学習とは別に

  • 『九段自立プラン』として、企業や大使館の訪問、職場体験などを行なっており、自主性や主体性を養うとともに、社会で必要な力を身につけることができる

ように工夫されています。

とうさん
とうさん
へ~、かなり様々な取り組みをやってるんだね

もう一つの教育方針として『学ぶ』『生きる』『鍛える』をモットーにしています。

  • 「体験を重視し、本物から学ぶ、本校ならでは、本校だからこそ」
  • 「社会に出て活躍するための力を身に付ける」
  • 「心身を鍛え、人を思いやる豊かな心へ」

をキーワードに「確かな学力の向上」「キャリア教育の充実」「豊かな人間性の育成」を目指した教育課程の編成や体験教育の重視、学校行事や部活動の充実を心がけています。

千代田区立九段中等教育学校2025年偏差値・受検スケジュール

では、次に千代田区立九段中等教育学校の偏差値・受検スケジュールを見ていきましょう。

2020年~2025年のスケジュールになります。

チェック!確認したい年のタブをクリックしてください。

とうさん
とうさん
2024年の倍率は3.81倍だね

そうですね。
都内の公立中高一貫校の中では低めの倍率になります。
九段にかんしては、都立ではなく区立なので他の学校と比較できないかもしれませんね。

それと偏差値。
都立中高一貫校の偏差値は大学進学実績に比例して微妙に上がり下がりがあります。
この57というのは、直近の日能研R4偏差値を目安にしています。
四谷大塚・SAPIXなど各塾で偏差値を出していますが、当ブログでは日能研のR4偏差値を基準にしていることが多いです。

スケジュールに関しては、東京都の公立中高一貫校は同日実施になっていて日時も毎年同じような日時です。

受検日・合格発表日

■受検日■
2月3日

■合格発表日■
2月9日

とうさん
とうさん
大学の合格実績はどう?

では、次に大学合格実績を確認していきましょう。

千代田区立九段中等教育学校2023年大学合格実績

では、次にの九段中等教育学校の2023年まで過去6年間の主要国立大、早慶上理GMARCHの合格実績をみていきましょう。

まずは主要国立大学の合格実績になります。(現役の数字です)

続いて、早慶上理GMARCHの実績です。

とうさん
とうさん
2023年は卒業生の15.6%が国立合格。早慶上理の合格率が卒業人数にたいして66.7%。早慶上理GMARCHは161.9%。2023年は前年から、国立は下がったものも、私立が大きく上がった感じだね

2023年の九段の実績は良かったですね。
東大合格数が1。
主要国立に関しては、卒業生の15.6%が合格しています。
早慶上理GMARCHに関してもトータルで238の合格数を獲得していますから、1/3で考えても79です。
卒業生が147名ですから、79ってことは53.9%。

あくまで予想ですが、卒業生のうち約54%が国立 or 早慶上理GMARCH以上の大学に進学するのではないかと想定できます。

2023年は東大合格者1名と、前年から落としたものの早慶上理GMARCHは、139.9%⇒161.9%と大きく上昇しています。

良い実績だったといえます。

とうさん
とうさん
うん。そうだね。公立で学費が安いうえに、中高一貫で高校受験無。その上、この進学実績となると、なおさら入学させたくなる・・・

そうですよね。
では、九段中等教育学校への合格実績の良い塾はどこでしょうか?
ちょっと調べてみましょうか。

千代田区立九段中等教育学校、合格に強い塾はどこ?

では、次に区立九段の合格実績の良い塾は、どこでしょうか?
大手塾2019年~2024年の合格実績を見てみましょう。

チェック!確認したい年のタブをクリックしてください。

とうさん
とうさん
九段中等教育学校に関しては、ena=82でトップ。栄光ゼミナール=26で2番手だね。

そうですね。
区立九段は2022年の入学者数が160名ですからenaと栄光ゼミナールで108名と67.5%を占めています。

この表を見てもらえばわかるとおり、今の所、公立中高一貫校受検に関しては、enaが圧倒的な合格実績を誇ることが分かりますね。

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以下の記事では『公立中高一貫校対策』をしてくれる家庭教師を厳選して紹介しています。
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最後に

今回は東京都公立中高一貫校、千代田区立九段中等教育学校に関して詳しく解説してみました。

とうさん
とうさん
どんな学校なのか。受検スケジュール、大学合格実績、塾に関して、よくわかったよ。

前述のとおり、九段中等教育学校の2023年実績はとても良いです。
こうした数字は倍率に直結することが多いです。

とはいえ、昨今の公立中高一貫校人気の状況を踏まえると倍率が下がるとは考えにくいですね。
前回は倍率3.81倍と4人に1人しか合格できなかったわけですが、さらに気を引き締めて臨む必要があります。
目標とすべき価値のある学校です。

公立中高一貫校受検のテストである『適性検査』も、対策の練りにくい、かなり特殊なテストではありますが、しっかり戦略を練って臨めば十分対応できるはずです。

公立中高一貫校の適性検査には作文問題が出題される事が多いです。
作文は、自分の意見を理路整然と論理的に表現する力が必要になります。

この力は一朝一夕では身につきません。
作文力アップのためには、まず文章に触れ読むことが必要です。

ご家庭で手軽にできる対策として、僕は「子供新聞」の購読をおススメしています。
作文力アップだけではなく、新聞を読むことで、普段、興味のない社会情勢に触れる機会を持つ事も出来ます。

つまり、中学受験に必ず出題される時事問題対策にもなるという事です。
子供新聞に関しては、以下の記事で詳しくまとめていますので、ご興味のある方はどうぞ一読ください。

新聞はもちろん効果的ですが、「もっと直接的に効果のある作文対策ってないの?」と思われる方もいらっしゃると思います。

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ベネッセ文章表現教室」は大手ベネッセグループの㈱東京個別指導学院が運営する文章表現力を育てる教室です。

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新聞のように間接的ではなく、直接的に「作文力」を鍛えることができるので是非利用してみてください。

そしてもう一つ、受験(受検)に大切なのは『時間の使い方』です。

時間は巻き戻せません。
ライバルに差をつけるために、特に最後の1年間は『時間を効率的』に使った方がいいです。

これは経験者の体験談としてです。

残り少ない時間を有効に使うために、不明点があったらすぐ聞ける環境を整えておくことは非常に大切です。
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>>>【授業外いつでも質問できる!】オンライン家庭教師各社のサポートサービスを徹底解説

特に受験直前期には『時間を効率的に使う』という意味でも、『体調管理』という意味でも断然おすすめできます。

オンライン家庭教師はリアルな塾に比べて料金が比較的安く、週1回で受講できる学校もあります。

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その上、世の中がこの状況です。
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公立中高一貫校受検は1チャンスです。
1校しか受検できません。

悔いの残らない受検となるよう、しっかり受検戦略を練って進めていきたいですね。

都立中高一貫校紹介ページ

この記事の監修者

中学受験(受検)のアレコレロゴ
中学受験(受検)のアレコレ編集部

中学受験・公立中高一貫校受検情報のブログ。2024年で運営9年目。9年間の経験をもとに中学受験、高校・大学受験・教育の情報・学習サービスについて各校・各地域のデータをまとめながら詳しく解説しています。その他、中高の生活・子育ての話。 役立つ情報満載です。⇒運営者情報はコチラ
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