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【サピックスオープンとは?】模試の種類、難易度、日程など分かりやすく徹底解説

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以前、別記事で

について解説しました。

記事の中で

『中学受験には大きく4つ公開模試がある』

と紹介したわけですが、今回は4つ目。

『サピックスオープン』について解説していきます。

とうさん
とうさん
他の塾主催の公開模試同様、サピックスという名前がついてるから一目瞭然。サピックスの公開模試だね。

その通りです。

  • 『サピックスオープン』は中学受験塾「サピックス」が主催している公開模試のことです。

あとで詳細を解説しますが、サピックスの公開模試は5種類(1つは関西圏のみ)と数多くあります。

『サピックスオープン』というのは、その5種類をまるっとひとまとめにした総称のことをいいます。

中学受験だけじゃなく、受験全てにおいて『自分の位置を正確に知る』という意味で公開模試を受験することは、『過去問に取り組む』と同じくらい重要なことです。

もちろん、通塾している生徒は必ず通っている塾の『校内模試』をコンスタントに受験していると思います。

しかし、校内模試では『自分の学力の位置』を正確に測ることができません。

校内模試は、あくまで『通っている塾の中で、どの位置にいるか』しか分かりませんからね。

受験は塾内の生徒だけで行われるわけではありません。
中学受験を希望している全ての受験生で行われるわけですから。

それに対して、公開模試は同学年の受験を希望する全ての生徒を対象に行われます。
もちろん、受験しない子もいますが、校内模試よりも広い範囲で自分の位置を確認できるわけですね。

つまり『校内模試でどんなに1位を取っても、公開模試では100位』かもしれないわけです。
1位と100位の差は100倍違います。
この認識の差は大きいですよね。

今回解説する『サピックスオープン』は中学受験において『かなり難しい』とされる模試です。

『難関校』を受験する生徒向けとよばれ、四谷大塚・日能研の公開模試の受験者数が1年間7万人を超える中、サピックスオープンは3万人程度です。

とうさん
とうさん
なるほど。難易度が高い模試なんだね

高いレベルで自分の位置を把握できるのは、この模試だけなので難関校を目指す生徒にとっては重要な模試という事になります。

この記事では、『サピックスオープン』について『中学受験を考え始めたばかり』という方でも分かるように、もう少し深掘りして詳細を解説していきます。

この記事を読んでわかること

  • 中学受験塾サピックスの公開模試『サピックスオープン』について、詳細を解説していきます

この記事の執筆者

リョウスケ

✓教育ブログ歴9年。月々130,000PV。
✓9年間様々な受験情報・教育情報・学習サービスをみてきた筆者が経験をもとに解説していきます。⇒運営者情報はコチラ
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【サピックスオープンとは?】模試の種類、難易度、日程など分かりやすく徹底解説

では、早速、各項目に分けて詳細を解説していきます。

中学受験の公開模試ってどのくらいあるの?サピックスオープン模試ってどのくらいメジャーなの?

中学受験のメジャーな公開模試は全部で4種類あります。

前項でも書いた通り、その中でもサピックスの公開模試『サピックスオープン』は特殊です。
非常に難易度が高く、難関校志望の生徒達向けの公開模試となっています。

では、中学受験のメジャーな公開模試4つを1つずつ解説していきます。

日能研の公開模試

  • 実力判定テスト
  • 志望校選定テスト
  • 志望校判定テスト
  • 合格判定テスト
    ※他に3種類ありますが重要なのは上の4つです。

四谷大塚の公開模試

  • 合不合判定テスト
  • 公立中高一貫校対策実力判定テスト

SAPIXの公開模試

  • 志望校判定サピックスオープン
  • 合格力判定サピックスオープン
  • 学校別サピックスオープン
    ※他に2種類ありますが重要なのは上の3つです。

首都圏模試センターの公開模試

  • 合判模試
  • 適性検査型模試
  • 難関合格スキル模試

この4種類です。
このように塾主催のものが多いです。

重ねて言いますが、この中で、SAPIX(サピックス)の模試は難易度が高いです。
メチャメチャ難しいので、あまり一般的に利用できる公開模試とは言えません。

このブログの他の記事で、『中学受験・公開模試御三家』と僕が勝手に言っておりますが、それはSAPIXを除く

中学受験・公開模試御三家

  • 日能研
  • 四谷大塚
  • 首都圏模試

の3つと定義づけています。

実際、一般的な中学受験模試といえば、この3種類ということで同意してくださる方が多いと思います。

とはいえ、サピックスオープンは難関校志望の生徒からすれば最も重要な模試。
メジャーな公開模試ということになります。

サピックスオープン模試の難易度は?

前項で『サピックスの公開模試はメチャメチャ難しい』と書きましたが、実際、

実際、サピックスオープンの難易度は、中学受験模試内ではきわめて『難解』なレベルといわれています。

分かりやすく難易度順に表にすると以下のとおりです。

公開模試難易度

  1. サピックス模試
  2. 四谷大塚模試
  3. 日能研
  4. 首都圏模試

という順番ですね。

サピックスオープンは、その難易度から受験する生徒も偏差値レベルの高い生徒が多いです。
そのため、偏差値が他の3つよりもはるかに低く出てしまいます。

他の模試で良い結果が出ている子も、サピックスオープンだと偏差値がガツンと低く出るため精神的にへこまされることが多いですね。

ですから、当サイトでもあまりサピックス偏差値を基準に考えることはしていませんね。

というか、偏差値一覧表自体も日能研R4偏差値60近辺の学校までしか表示がなく、それ以下がありません。

その辺の知識がなくオープン模試だからと受験された方は、結構落ち込むでしょうね・・・。

逆に難関校志望の高偏差値の生徒ばかりが受験しているので、難関校を受験しようと考えている生徒たちには非常に参考になります。
お子さんの状況をしっかり俯瞰で見るようにしましょう。

そして、塾の先生とも相談しながら『何をすべきか』スケジュールに落とし込み、最終的に『まだまだ時間はある』と奮い立たせることが大事です。

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サピックスオープン模試の種類は?

前項でも解説した通り、サピックスオープンには5種類の模試があります。
その中で特に重要な模試は、以下の3つです。

ここでは、その3つについて1つずつ詳しく解説していきます。

メモ

  • 志望校判定サピックスオープン
  • 合格力判定サピックスオープン
  • 学校別サピックスオープン

では、この3つの違いを解説していきましょう。

『志望校判定サピックスオープン』

6年生対象に4~6月頃に行われる模試です。

志望校選択のために行われる模試です。
志望校10校まで選択することができ適性を判断してくれます。

6年生初期の学力把握に適した模試です。

『合格力判定サピックスオープン』

6年生対象に9~12月ころ全4回行われる模試です。

志望校判定オープン同様、志望校10校まで選択することが判断してくれます。

9月から始まる模試ですので、すでにある程度仕上がっている状態で志望校合格の確率を判断してくれます。

9月の模試であまりにも志望校と自分の学力に差がある場合は、ここで軌道修正していくことになります。

『学校別サピックスオープン』

6年生対象に9~12月ころ数回行われる模試です。

中学受験の問題は、学校によってかなり傾向が違います。
この模試は、各学校ごとにの傾向にあわせて問題作りをしてくれているため、志望校が定まっている子は本番を意識して模試を受験することができます。

志望校への合格をかなり高い精度で確認できる模試です。

以上が、サピックスオープン模試3種類の解説です。

前項でも説明した通り、このほかに2種類模試があるのですが、メインはこの3つになります。
この3つを抑えておけばよいと思います。

受験は情報戦です。
自分の位置をしっかり把握するようにしましょう。

サピックスオープン模試の偏差値は?

模試を受けるということは偏差値が気になりますよね?

サピックスの偏差値一覧は『サピックスの公式サイト』で確認することができます。
しかし、マイページに新規登録をしないと見れないので先にマイページ登録を済ませましょう。

SAPIX小学部 | マイページ
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とうさん
とうさん
なるほど。しかし、たしかに偏差値が全体的に低めにでてるね。

そうなんですよね。
例えば、男子校『芝中学』なんかはR4偏差値では63近辺なんですが、サピックスの偏差値一覧では55くらいになります。

どうしても全体的に低めに出るので、理由をきちんと分かったうえで自分の学力分析をしないとえらいことになりますね。

もう1校くらい比較してみましょうか。
例えば男子校の『海城』を志望していたとして、

各模試の偏差値

  • 日能研=偏差値:64
  • 四谷大塚=偏差値:64
  • サピックス=偏差値:58
  • 首都圏模試=偏差値:73

という感じになりますね。

サピックスと首都圏模試の差は15もありますね。
ちょっと、衝撃的ですよね。

これは受験生のボリュームゾーンの違いです。
首都圏模試を受験するゾーンは他の模試に比べて、若干レンジが広いのでこのようにトップ層の偏差値が高くなりすぎる傾向にあります。
それに対して、サピックスの場合、受験するゾーンの偏差値が高く、レンジも狭いので首都圏模試との差が15もついてしまうわけですね。

こうなってしまうと極端すぎて参考になりません。

サピックスオープンは難関校には使えますが、中堅クラスの学校の場合、四谷大塚、日能研の公開模試の方がバランスが良くて参考になります。

このような事が当たり前のようにあるので、志望する学校に合わせて公開模試を受験し、自分の位置をしっかり把握して受験勉強を進める必要があるということですね。

サピックスオープン模試の会場は?

サピックスオープンはどこで受験するのでしょうか?

サピックスオープンは2つの会場から選択肢して受験することができます。(試験によっては塾受験だけのの場合もあります)

  • 「塾受験」
  • 「学校会場」

の2つです。

『塾』というのは読んで字のごとく、現在通っているサピックスの校舎か、外部生の場合は希望するサピックスの校舎で受験する形式になります。

『学校会場』というのが分かりづらいと思いますが、これは

サピックスが私立中高の教室を借りて受験を行う』形式ですね。

受験申し込み後、サピックスの公式サイトで模試の日時によって『実施会場一覧』が表示されます。
その中から、希望する会場を選んで受験する形になります。

例えば、

『〇月〇日は、海城と巣鴨、渋渋が会場を提供している。自宅からは海城が近いから今回は海城で受験しよう』

って感じですね。

または、

『志望校が巣鴨だから、予行練習もかねて巣鴨中で受験しよう』

なんてのもありですね。

結果はいつ届くの?

模試の結果は、テスト実施の数日後に会員用Webサイトからチェックできます。

また、後日、郵送でも送られてきます(サピックス生は授業の際に渡されます)

SAPIX小学部 | 公開模試のお申し込み
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サピックスオープン模試の日程は?

サピックスオープンの日程は、公式サイトで確認できます。

以下のURLを確認ください。

SAPIX小学部 | 公開模試のお申し込み
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しっかり確認して受験漏れのないようにスケジューリングしましょう。

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最後に

今回は、サピックスオープンについて『中学受験を考え始めたばかり』という方でも分かるように詳細を解説してみました。

中学受験だけでなく、受験において『自分のが学力レベル、今いる位置を正しく知る』ことは最も大事なことです。

それに応じて、どのように学習を進めていくか決めていくわけですからね。

学力が全然足りていなければ、テコ入れする必要がありますし、いい位置にいて現状をキープしていく必要があれば適切なコーチングが必要になります。

受験は情報戦です。

受験までの時間は、限られていますので公開模試を活用してしっかり自己分析するようにしましょう。

そしてもう一つ、受験(受検)に大切なのは『時間の使い方』です。

時間は巻き戻せません。
ライバルに差をつけるために、特に最後の1年間は『時間を効率的』に使った方がいいです。

これは経験者の体験談としてです。

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この記事の監修者

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