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適性検査型入試を実施している私立中高一貫校の大学合格実績(東京 2019年現在)

前回の記事で東京近郊の適性検査型入試を実施している私立中高一貫校を予想R4偏差値順にご紹介しました。(2019年2月現在のデータです)

前回の記事をお読みでない方は、先に前回の記事を読んで頂いた方が、今回の記事が読みやすいかもしれません。
以下のURLから前回記事へ飛べますのでご利用ください。

適性検査型入試を実施している私立中高一貫校(東京 2025年入試版) - 中学受験(受検)のアレコレ|中学受験のブログ
適性検査型入試を実施している私立中高一貫校(東京 2025年入試版) - 中学受験(受検)のアレコレ|中学受験のブログ

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では、前回の記事の最後でご紹介したとおり、

適性検査型入試を実施している私立中高一貫校がどのくらいの大学合格実績をあげているのでしょうか?

日能研さんの入試情報の数字を参考にさせていただきました。

  • データサイズの都合で表を2つに分けています。
  • 2018年の私立大学の合格実績をいれてあります。
    あまりにもデータが大きくなりすぎるので、早慶上理GMARCHまでの実績で作りました。
  • 現役生のみの実績になります。
  • データが取れなかった学校に関しては空欄にしてあります。


 

これは、前回の記事で使った偏差値順の表をベースに早慶上理GMARCH以上の実績を横に足していった表になります。
つまりR4偏差値順ということですね。

ライトグリーン部分が早慶上理、GMARCHの小計。
ライトブルー部分が早慶上理GMARCH合格者数総合計になります。

いかがでしょうか?

まず、偏差値と合格実績は比例しないことがお分かり頂けると思います。

ただし、表を読み違えてはいけないんですが、

  • まず各学校、卒業人数が違うので合格者数だけで良し悪しの判断ができないということ。(卒業人数が多ければ合格者数が多くなるだろうということです)
  • 進学実績ではなく合格実績であるということ。(例えば、1人の秀才が複数の合格をt取る事も可能だという事です。)
  • 高入生の有無があるということ。

こんな所でしょうか。
この辺は合格実績に多大な影響を及ぼすので、単純に「合格実績が多い=良い学校」「少ない=悪い学校」ということにはならないという事です。

あくまで目安、参考としてこの表をご覧いただければと思います。
数字は嘘をつきませんので。
間違った判断をするのは人の方です。

では、これはこれとして見て頂いて、次に偏差値順ではなく合格実績順に並び替えていきます。

表が大きくなりすぎるので、誠に勝手ながら総合計70人以上の学校に絞り込ませていただきます。(70人に意図はございません。表のサイズの関係です)

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適性検査型入試を実施している私立中高一貫校の大学合格実績(合格実績順)

では、以下、適性検査型入試を実施している私立中高一貫校の早慶上理GMARCH以上の大学合格実績を合格数の多い順に並べた表になります。

ライトブルー部分が早慶上理GMARCHの合格数総合計になります。
合わせて、卒業人数に対しての合格者数の割合を早慶上理の小計、GMARCHの小計、GMARCH以上の総合計と3つ付けておきます。

じっくり見てみてください。
結構面白いですよ。

いろいろと分かる事があると思います。

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生徒数に対するGMARCH以上の合格者数の割合をどのように判断するか?

上記したとおり、この表は合格者数順に並んでいますが、「合格者が多い=良い学校。少ない学校より良い学校」と単純に考えてはいけません。

それはなぜかというと、生徒数が各校で違うからですね。
そりゃ、そうですよね。
書くまでもないんですが、念のため書いておきました。

生徒数が多ければ、その分、合格者数は比例して多くなるはずです。
だから単純に合格者数だけで判断してはいけないということになります。

そこで次の判断基準として、生徒数に対するGMARCH以上の合格者の割合を付けておきました。
この割合が高ければ「生徒数に対してGMARCH以上の合格者が多いのか?少ないのか?」、合格者数の総合計に比べれば参考になりますよね。

では、もっと見やすくするために割合が高い順に並べた表を見てみましょう。

分かりやすいように合格者実績の順位も表に残しておきました。(左から2番目の列ですね)

いかがでしょうか?

ここまでじっくり表を読み込んでいただけると「なるほど~」という部分が出てくると思います。

今回のデータから分析すると、合格実績、生徒数に対するGMARCH以上の合格者数の割合、小計部分の早慶上理の合格者数の割合をみても東京都市大等々力が群を抜いていることが分かります。

もちろん

「成績上位者数名に、ものすごい数の大学を受けさせて合格数を獲得している」

「4科で合格した人たちが飛びぬけて優秀だから適性検査型は関係ない」

「高入生がべらぼうに優秀で、その子達が合格数を稼いでる」

などなど、そういう状況が仮にあったとしたら分かりませんが、この表の数字の情報から読みとる限りは都市大等々力の実績が群を抜いているということです。

次に、宝仙学園理数インターです。

この学校もコツコツと実績を上げているように思います。
入学時のR4偏差値が43ということから考えると、中高6年間を通して生徒の学力をかなり伸ばしていることが分かるので、いわゆるお得校と言えるでしょう。

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最後に

今回は、かなり偏差値、合格実績などかなり下世話な話題になりました。

いかがだったでしょうか?

下世話とはいっても、この辺の話は学校選びをするにあたり、まず始めに考えることですよね。数字は分かりやすいですからね。

特に

都市大等々力
宝仙理数インター
光塩女子
大妻中野
かえつ有明
桜美林

この6校に関しては、生徒数に対してGMARCHへの合格率が50%を超えています。

合格者数であって、進学者数ではないので、そこを間違えないようにしてください。あくまで合格者数ですので1人で複数合格を勝ち取っています。

とはいえ、50%を超えるというのはスゴイ事です。

公立中高一貫校の併願校として、もし仮に公立が不合格になった時に、経済的には厳しいけれども通わせる価値がある私立中高一貫校であるかどうか、今回のデータはその判断材料の一端にはなるのではないでしょうか?

この記事の監修者

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中学受験(受検)のアレコレ編集部

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