『家庭教師=費用が高い』イメージをお持ちの方多いんじゃないでしょうか?
費用が高いというのは偏見で、 実際は状況によってピンキリです。
- 会社によって
- 利用するシチュエーションによって
- 指導の回数によって
- 講師によって(学生講師・プロ講師)
大きく料金が変わります。
状況によって月の料金としては、非常に安くもできるし、ガンガン利用すれば青天井で高くもなるということですね。
この記事では、家庭教師の料金について詳しく解説していきます。
使い方次第では集団塾よりコスパよく利用することができますので、塾選びを迷っているあなたの参考になると思います。
この記事を読んでわかること
- 家庭教師の料金について詳しく解説していきます。
もくじ
家庭教師・集団塾の料金設定の違い
家庭教師の料金はどのように決まるのでしょうか?
基本的には以下のように計算されます。
家庭教師の料金設定
- 1コマ(〇〇分)=¥〇〇円x指導回数(週1回であれば4コマ)=月謝
- 入会金(初回のみ1~2万円。キャンペーンの無料の場合も有)
- 管理費・教材費(月々の月謝にプラスされる。数千円のことが多い)
- 交通費(実費)
- 保証金(会社によって入会金と同額程度必要)
会社によって1コマ当たりの時間が違っているので比較する際は注意が必要です。
ポイントは、
- 1コマ当たりの金額で料金設定されている
ところです。
会社によっては、月4回以上の受講が必須という会社もありますし、シバリの無いところもあります。
つまり、費用をかける気になればドンドンかけられるし、最低限のプランで安く利用することもできます。
集団塾の場合、1コマあたりの計算ではなく『月謝(月いくら)』のところが多いですよね。
授業を受けようが、受けまいが料金は変わりません。
利用者の状況によって、指導内容・料金をコントロールできる
ここが集団塾と違い家庭教師の料金面での最大のメリットといえます。
また、気をつけなくてはならないのは
- 入会金(初回のみ1~2万円。キャンペーンの無料の場合も有)
- 管理費・教材費(月々の月謝にプラスされる。数千円のことが多い)
- 交通費(実費)
が別途必要なところです。
入会金は初回だけなので別によいとして、管理費・教材費・交通費は毎月かかってくる会社が多いので授業料にプラスされることを忘れないようにしましょう。
大体、数千円のところが多いです。
家庭教師の公式サイトをみると授業料しか書いていない会社がほとんどですので注意が必要です。
家庭教師の料金はどのくらい?状況別によってどのくらい違うの?
冒頭で、家庭教師の料金は状況によってピンキリと書きました。
- 会社によって
- 利用する状況によって
- 指導の回数によって
- 講師によって(学生講師・プロ講師)
料金が変わってきます。
1つずつ詳しく解説していきます。
会社による料金の違い
家庭教師の料金は会社によって変わってきます。
例を挙げてみます。
A社 | 1ヵ月(1回60分 x 4)=240分=11,000円 |
B社 | 1ヶ月(1回60分x4)=240分=17,160円 |
C社 | 1ヵ月(1回90分 x 4)=360分=18,800円 |
D社 | 1ヵ月(1回60分 x 4)=240分=21,120円 |
これは当サイト別記事の料金表から抜粋してきたものですが、4社でこれだけの違いがあります。
- 会社の規模
- 展開している地域
などで差がありますね。
比較してみると結構違うもんだね!
単純に会社の違いで、これだけ差が出てくるので、選ぶ際は資料を数社取り寄せてしっかり比較検討しないと損しますね。
状況による料金の違い
次に状況による料金の違いについて解説します。
家庭教師は、
- 生徒の学年
- 利用目的
によって料金が違ってきます。
例を挙げてみます。
A社の料金表
学年・目的 | 月4回(1コマ50分) |
---|---|
小学1・2年生コース | 8,800円 |
小学3・4年生コース | 12,100円 |
小学5・6年生コース | 13,200円 |
中学受験コース(小1・2) | 14,300円 |
中学受験コース(小3・4) | 16,500円 |
中学受験コース(小5・6) | 17,600円 |
同じ会社でも学年と利用目的によってこれだけ料金差があります。
中学受験をするしないでも変わってくるんだね
同じ会社でも「小学生」と「高校3年の受験生」では大きく変わってくるということですね。
これもしっかり確認する必要がありますね。
指導の回数による料金の違い
これは単純に「何回利用したか」の掛け算なのでご理解いただけると思います。
前項のA社を例にした場合、
A社の料金表
学年・目的 | 月4回(1コマ50分) | 月8回(1コマ50分) |
---|---|---|
小学1・2年生コース | 8,800円 | 17,600円 |
小学3・4年生コース | 12,100円 | 24,200円 |
小学5・6年生コース | 13,200円 | 26,400円 |
中学受験コース(小1・2) | 14,300円 | 28,600円 |
中学受験コース(小3・4) | 16,500円 | 33,000円 |
中学受験コース(小5・6) | 17,600円 | 35,200円 |
月4回を基本とした場合、月8回にすれば単純にその料金の2倍になります。
会社によっては、回数を増やすたびに割引が適用されて料金が安くなることもあります。
つまり、手厚く指導回数を増やせばドンドン費用をかけられるし、最低限の回数で安く利用することもできるということです。
利用者の状況によって、指導内容・料金をコントロールできる
これが家庭教師の料金面での最大のメリットといえます。
集団塾の場合、1コマあたりの計算ではなく『月謝(月いくら)』なので、一度申し込みをしてしまえば利用者が月額費用をと調整することはできません。
指導回数を選べて、利用者側で費用をコントロールできるのが家庭教師を利用する際のポイントであり、最大のメリットといえます。
講師(学生講師・プロ講師)による料金の違い
講師が『学生講師』か『プロ講師』かによっても大きく料金が変わります。
例をあげてみます。
C社の料金表
公立小学生・学生講師 | 1回=5,456円〜5,896円 |
公立小学生・若手プロ教師 | 1回=8,712円 |
公立小学生・プロ教師 | 1回=10,692円〜13,508円 |
私立・国立中学生・学生講師 | 1回=5,984円 〜 6,424円 |
私立・国立中学生・プロ講師 | 1回=10,890円 |
このように、だいぶ違いますね。
学年があがるにつれて、その差はさらに大きくなっていきます。
家庭教師によっては、高校生がプロ講師を受講すると1回あたり20,000円弱の指導料がかかる場合もあります。
「家庭教師の料金はピンキリ」の意味がよく分かったよ
- 会社によって
- 利用する状況によって
- 指導の回数によって
- 講師によって(学生講師・プロ講師)
料金がかなり変わってくるので、お子さんの状況に合わせて数社比較する必要があるということですね。
また、最終的に『学習効果』がなければ意味がありません。
それには、お子さんと講師の相性がとても大事なので、料金だけで決めるのではなく無料体験授業を受講して『家庭教師がお子さんの性格に合うか』しっかり確認することが大切です。
家庭教師と集団塾の料金を比較
家庭教師と集団塾の料金を少し比較していきます。
家庭教師の指導料は大体60分=3~5,000円くらいの所が多いです。
そして会社によっては、これに『テキスト代+交通費+管理費(家庭教師派遣会社によって言い方が変わりますが、管理費とかサポート費用などと呼ばれます)』などが加算される会社もあります。
それを加味した場合、
¥4,000 x 4回(1ヶ月) = ¥16,000 (+交通費、諸経費などなど)
これだけ見ると集団塾の半額くらいだね
そうですね。
たしかに大体、集団塾の半額くらいかもしれませんね。
別項で解説したとおり何回来てもらうかによって違いがでます。
例えば1週間に3回来てもらうとしたら1ヶ月で12回指導してもらうことになりますから
例)週3回授業
¥4,000 x 12回=¥48,000(+交通費、諸経費などなど)
こうなると一気に高くなってきますね。
なるほど。¥48,000 x 12=¥576,000+アルファ。1年で¥576,000となると塾代レベルになるね
そういう感じになります。
つまり、
回数を減らせば安くも利用できるし、回数を増やせば塾と同じくらいの金額になる
ということになりますね。
ただし、もっと安い家庭教師サービスもありますので『全てがこのくらいの金額か』というとそんなことはないです。
ちなみに大手集団塾に4年生から通った場合は、こんな感じです。
ちなみにコレは我が家の実績数字です。
小学4年(年間) | 450,000円 |
小学5年(年間) | 700,000円 |
小学6年(年間) | 1,100,000円 |
中学受験塾費用(3年間)総合計 | 2,250,000円 |
これを見てしまうと家庭教師が安く感じてしまうね
金額だけを見るとそう見えますが、集団塾の金額の中には、
年間授業料、模試・テスト代、夏期講習代、冬期講習代、特別講習代
などを全て含んでいます。
だから『集団塾が高い』とは一概に言えないんですよね。
なるほどな。金額だけでは比較できないって事か・・・
各家庭の経済状況や、お子さんの性格・学習状況に合わせて『集団塾』『個別塾』『家庭教師』と適宜、取捨選択していくことが大事ですね。
教育費をかける気になれば青天井でいくらでもかけられますからね。
- お子さんには、どの指導方法・学習方法が合うのか?
- 成績にどの程度反映しているか?(どのくらい成績があがっているか)
- そして、その費用対効果はどうなのか?
を良く考える必要があります。
- 志望校に入れるなら、いくらでも出す。なんでもやらせる。
- 子供に合う学習方法を選びたい。合うのであれば費用の安い高いは関係ない。
- できるだけ安く、けれどもグングン成績があがる、お得な塾・家庭教師がイイ。そうじゃなきゃイヤ。
- ウチはここまで出すのが限界。あとは子供に頑張ってもらいましょう。
さまざまなご家庭がありますので。
そりゃ、そうだよね。家庭によって状況が違うよね。
だから、異業態で単純な比較はできないってが実際の所です。
同じ業態内(大手塾内・個別指導内・家庭教師内などなど)であれば当然、比較できます。
面倒ですが、どの業態を選ぶにしても会社を複数比較して選ぶことが大事ですね。
最後に
この記事では、家庭教師の料金について詳しく解説しました。
よくわかったよ。それと継続するって意味でも『費用を適正に見積もる』のは大事なことだよね
そうですね。
私立中学進学にしても、塾にしても『経済的に無理をしすぎる』と長続きしません。
もちろん『無理せず』というのは無理ですよね。分かります。僕も大学生と小学生の2児の父なので。
『経済的に無理せず子供に満足な教育を与える』のは普通の会社員には無理な話です。
『多少無理できる程度で教育費に充当する』というのが大切ですよね。
このブログでは『教育と家計』について多くの記事を書いていますが、我が家の実績では、中学受験(私立)~大学卒業(私立)までで約1,500万円かかります。(詳細を知りたい方は以下の記事参照)
抜き差しならない苦しい状況にならないよう、しっかりと予算を見積もって塾を選ぶようにしましょう。
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