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【大学受験】高校生の塾・予備校費用はどのくらい?

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『中学受験のアレコレ』というサイト名ですが、この記事では『高校生向けの大学受験塾・予備校情報』を網羅的に提供しておりますので、是非ご活用ください!

大学受験をするにあたって『塾・予備校』を利用するご家庭は多いですよね。

しかし、

『大学受験の塾・予備校料金は高いのでは?』

と利用しようか迷っている方も多いはずです。

そんなあなたに向け、この記事では、大学受験向け高校生の塾・予備校費用について詳しく解説していきます。

    この記事を読んでわかること

    • 大学受験のための塾・予備校費用について詳しく解説します。

この記事の執筆者

リョウスケ

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【大学受験】高校生の塾・予備校費用はどのくらい?

まず、一般的に大学受験の塾・予備校費用はどの程度なのでしょうか?

文部科学省が行った『令和3年度子供の学習費調査』によると、以下のとおりです。

調査の結果、一年間の塾・予備校費用の平均は、

  • 公立高校の場合は、203,710円
  • 私立高校の場合は、304,082円

という感じです。

とうさん
とうさん

安くはないけど、こんなもんかって感じだね。

たしかにそうですね。
しかし、この統計は、あくまで平均ですからね。
塾を利用していない子を「0」として含めた場合、平均がガタっと下がります。

では、実際の金額はどの程度でしょうか?

大手予備校(集団塾)4社の授業料はどのくらい?

大学受験向け大手予備校4社の目安授業料を表にまとめてみましたのでご確認ください。

赤文字部分が授業料になります。

比較項目河合塾駿台東進代ゼミ
現役生年間費用(1教科あたり)
90分×24コマ
=129,600円程度
(1教科あたり)
50分×週1回
=188,000円程度(年間)
(1教科あたり)
90分×20コマ
=77,000円
(トータル)
870,000円〜
1,040,000円程度
既卒生年間費用同上760,000円〜940,000円同上同上
入学金高校生:33,000円
既卒生:100,000円
高校生:30,000円
既卒生:100,000円
33,000円100,000円
模試費用塾生サポート料
(高1~2=42,240円
高3=62,700円)
に含まれる
無料高1:12,650円
高2:14,850円
高3:29,700円
一部無料
季節講習費90分×4コマ:14,400円50分×12コマ:22,000円程度無料90分×4コマ:
14,000円程度
その他塾生サポート料
高1~2=42,240円
高3=62,700円
事前に駿台の会員登録を
した方は入会金半額
担任指導費:33,000円諸経費:
50,000円〜150,000円
※表示価格は2022年現在の参考価格です。全て税込です。参考程度にお考え下さい

河合塾・駿台(高校生)・東進は『年間に何コマ申し込んだか』によって授業料が変化します。

このパターンでは『取る科目と取らない科目を選ぶことができる』ので場合によっては安く済むことがあります。

ただし、大学受験では「得意科目だから取らない」という選択はオススメしません。

高校受験の時は「英語は得意だから取らなくても大丈夫!」という形で塾に通っていたかもしれませんが、大学受験は難易度が高校受験より何倍も高いです。

全体的に学力のボトムアップが必要ですし、たとえ得意な科目であっても対策を頭に叩き込んでおいた方が良いですね。

そのため、大学受験の予備校では科目の得意不得意に関わらず、全ての科目を取ることをお勧めします

駿台(既卒生)・代ゼミは『どのコースを申し込んだか』によって授業料が変化します。

数多くあるコースの中から自分にあったものを選ぶタイプです。

駿台は「国公立文系」「国公立理系」など公私・文理でコースを選択し、さらに細かく志望校別にクラスが分かれます。

代ゼミでは、文・理・医に分かれ、生徒それぞれにぴったりなカリキュラムを講師と相談して決定するという形になっています。

どの予備校に通うとしても

  • 高校生の場合は年間60万〜80万円程度
  • 高卒・浪人生の場合は年間80万円〜100万円程度

授業料が発生すると考えていただけるとわかりやすいかと思われます。

入会金

実は、入会金も意外と馬鹿になりません。

各校、数万円。
数十万必要な学校もあります。

ただし、学校によっては入会金の減免条件があります。

一例をあげますね。
以下の通りです。

  • 河合塾=インターネットからの申し込みで半額免除
  • 駿台=駿台のサイトから事前に会員登録しておくことで半額免除

高卒(浪人)生の場合、入会金が100,000円することがありますので、インターネットから申し込んだり事前に会員登録を済ませておくだけで半額になるのは、かなり大きいですよね。

季節講習

どの予備校でも、コマを購入するという形で季節講習が開催されています。

  • 基本的に約600分が1セットで
  • 河合・代ゼミが14,000円程度
  • 駿台が22,000円程度

となっています。(2022年現在。現状は各予備校公式サイトにて確認ください)

駿台が、やたらと高く感じられるかもしれませんが、駿台は授業の回数で考えると河合・代ゼミの3倍あるのでその分高くなっていると考えましょう。

それに対して

  • 東進の季節講習費は「無料」

となっているところに驚いた方も多いかもしれません。

東進の季節講習はあくまでも「東進の授業を体験してもらう」という性質が強く、その名称も「特別招待講習」となっていることがほとんどなので、すでに在籍している塾生は対象外であることが多いです。

東進の季節講習は「ちょっと規模の大きい体験授業」だと思っていただけるとわかりやすいかと思います。

東進の季節講習に関しては、毎年少しずつ変更があるので、詳しくは季節講習のタイミングで公式サイトをご確認いただいた方が正確です。

基本的な授業料や季節講習の費用に関しては、どの予備校も「費用対効果は同じ」と考えていただいて良いでしょう。

  • 『ちょっと高めだな』
  • 『まだ、高1(or 高2)だからトレードオフ(何かを達成するためには何かを犠牲にしなければならない)としても予算が掛かりすぎる』

という方は、大手予備校ではなく、もう少し規模の小さめの個別指導塾を利用する手もあります。

では、個別指導塾の料金は大体どの程度なのでしょうか?

個別指導塾の料金はどのくらい?状況によってどのくらい違うの?

結論からいうと、個別指導塾の料金は状況によってピンキリです。

  • 会社によって
  • 利用するシチュエーションによって
  • 指導の回数によって
  • 講師によって(学生講師・プロ講師)

料金が変わってきます。

1つずつ詳しく解説していきます。

会社による料金の違い

個別指導塾の料金は会社によって変わってきます。

例を挙げてみます。

A社1ヵ月(1回60分 x 8)=480分=12,096円~
B社1ヶ月(1回90分x4)=360分=21,560円~
C社1ヵ月(1回85分 x 4)=340分=47,520円~
D社1ヵ月(1回90分 x 4)=360分=12,120円~

これは当サイト別記事の料金表から抜粋してきたものですが、4社でこれだけの違いがあります。

  • 会社の規模
  • 展開している地域

などで差がありますね。

とうさん
とうさん

比較してみると結構違うもんだね!

単純に会社の違いで、これだけ差が出てくるので、選ぶ際は資料を数社取り寄せてしっかり比較検討しないと損しますね。

学年による料金の違い

個別指導塾は、

  • 生徒の学年
  • 利用目的

によっても料金が違ってきます。

例を挙げてみます。

E社の料金表

学年・目的月8回(1コマ50分)
中学1・2年生コース29,260円
中学3年生コース33,000円
高校1・2年生コース30,800円
高校3年生コース(大学受験)35,200円

同じ会社でも学年と利用目的によってこれだけ料金差があります。

「中学1年生」と「高校3年の大学受験生」では大きく変わってくるということですね。

これもしっかり確認する必要がありますね。

指導回数による料金の違い

これは単純に「何回利用したか」の掛け算なのでご理解いただけると思います。

前項のA社を例にした場合、

F社の料金表

学年・目的月4回(1コマ50分)月8回(1コマ50分)
中学1・2年生コース14,630円29,260円
中学3年生コース16,500円33,000円
高校1・2年生コース15,400円30,800円
高校3年生コース(大学受験)17,600円35,200円

月4回を基本とした場合、月8回にすれば単純に2倍になります。

会社によっては、回数を増やすたびに割引が適用されて料金が安くなることもあります。

つまり、手厚く指導回数を増やせばドンドン費用をかけられるし、最低限の回数で安く利用することもできるということです。

利用者の状況によって、指導内容・料金をコントロールできる

これが個別指導塾の料金面での最大のメリットといえます。

集団塾の場合、前述の河合塾・駿台(高校生)・東進のように『年間に何コマ』で申し込めるとはいえ、教科単位になるので個別指導塾ほどコントロールできません。

例えば、年間30コマで完結する授業があったとして、その授業を「10コマしか取らない」という選択肢はありませんよね。
つまり、一度申し込みをしてしまえば利用者が調整することはできないということです。

その点、個別指導塾は指導回数を選べますし、利用者側で費用をコントロールできます。

そこが個別指導塾を利用する際のポイントであり、最大のメリットといえます。

講師(学生講師・プロ講師)による料金の違い

講師が『学生講師』か『プロ講師』かによっても大きく料金が変わります。

例をあげてみます。

G社の料金表

学生講師1回(85分)=7,590円
セミプロ講師1回(85分)=12,210円
プロ講師1回(85分)=18,150円
トッププロ講師1回(85分)=20,955円

このように、だいぶ違いますね。

個別指導塾によっては、学生講師とトッププロ講師で2倍以上指導料が違う事があります。

とうさん
とうさん

「個別指導塾の料金がピンキリ」の意味はよく分かったよ

  • 会社によって
  • 利用する状況によって
  • 指導の回数によって
  • 講師によって(学生講師・プロ講師)

料金がかなり変わってくるので、お子さんの状況に合わせて数社比較する必要があるということですね。

また、最終的に『学習効果』がなければ意味がありません。

それには、お子さんと講師の相性がとても大事なので、料金だけで決めるのではなく無料体験授業を受講して『個別指導塾がお子さんの性格に合うか』しっかり確認することが大切です。

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【大学受験向け】大手予備校と個別指導塾の料金を比較

では、次に大学受験向けの『大手予備校』と『個別指導塾』の料金を比較していきましょう。

大手予備校
個別指導塾
  • (高校生)年間60万〜80万円程度
  • (高卒生)年間80万円〜100万円程度
  • 週1~2コマ=月20,000~40,000円程
    (年間24万~48万円程度)
  • 週3~4コマ=月60,000~80,000円程度
    (年間72万~96万円程度)

前述のとおり、大手予備校の1年間の料金は、

  • 高校生の場合は年間60万〜80万円程度
  • 高卒生の場合は年間80万円〜100万円程度

です。

一方、個別指導塾の料金はどのくらいでしょうか?

個別指導塾の指導料は1ヶ月=20,000~40,000円くらいの所が多いです。

とうさん
とうさん

なるほど。集団塾より安い感じがするね。

それは指導回数が少ないからかもしれませんね。

1回あたりの授業料は集団塾より割高なはずなので、何回利用するかによって違いがでます。

例えば1週間に3回来てもらうとしたら1ヶ月で12回指導してもらうことになりますから

例)週3回授業

¥5,000 x 12回=¥60,000

こうなると一気に高くなってきますね。

とうさん
とうさん

なるほど。¥60,000 x 12=¥720,000。1年で¥720,000となると塾代レベルになるね

そういう感じになります。

つまり、

個別指導塾は安くも利用できるし、回数を増やせば大手予備校と同じくらいの料金になる

ということになりますね。

ただし、もっと安い個別指導サービスもありますので『全てがこのくらいの金額か』というとそんなことはないです。

では、大手予備校は高いのか?

金額だけを見るとそう見えますが、この表には、

年間授業料、模試・テスト代、夏期講習代、冬期講習代、特別講習代

などを全て含んでいます。

だから『集団塾が高い』とは一概に言えないんですよね。

とうさん
とうさん

なるほどな。金額だけでは比較できないって事か・・・

各家庭の経済状況や、お子さんの性格・学習状況に合わせて『集団塾』『個別塾』『家庭教師』と適宜、取捨選択していくことが大事ですね。

教育費をかける気になれば青天井でいくらでもかけられますからね。

  • お子さんには、どの指導方法・学習方法が合うのか?
  • 成績にどの程度反映しているか?(どのくらい成績があがっているか)
  • そして、その費用対効果はどうなのか?

を良く考える必要があります。

  • 志望校に入れるなら、いくらでも出す。なんでもやらせる。
  • 子供に合う学習方法を選びたい。合うのであれば費用の安い高いは関係ない。
  • できるだけ安く、けれどもグングン成績があがる、お得な塾・家庭教師がイイ。そうじゃなきゃイヤ。
  • ウチはここまで出すのが限界。あとは子供に頑張ってもらいましょう。

さまざまなご家庭がありますので。

とうさん
とうさん

そりゃ、そうだよね。家庭によって状況が違うよね。

だから、異業態で単純な比較はできないってが実際の所です。

同じ業態内(大手塾内・個別指導内・家庭教師内などなど)であれば当然、比較できます。

最後に

この記事では、大学受験向け高校生の塾・予備校費用について詳しく解説しました。

塾・予備校を利用することは、大学受験を合理的かつ効率的に進めていくことができます。

しかし、塾・予備校の先には『大学進学・大学授業料』が待っています。
無理をし過ぎると長続きしません。

とはいえ『経済的に無理せず子供に満足な教育を与える』のは、普通の会社員には無理な話です。

『多少無理できる程度で教育費に充当する』というのが大切ですよね。

この記事の監修者

リョウスケ

✓教育ブログ歴9年。月々130,000PV。
✓塾講師、家庭教師経験あり。
✓過去の経験と、9年間様々な受験情報・教育情報・学習サービスをみてきた筆者が経験をもとに解説していきます。⇒運営者情報はコチラ
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