お子さんの受験に際して、あなたは誰に相談されてますか?
旦那さん?ママ友?
まずは身近な方々に話をしたり、話を聞いたりしますね。
でも、旦那さんは聞いてるだけで話を右から左に受け流し、ママ友たちは結局ライバルなので肝心要な部分は正直に話してくれたりしません。
じゃ、結局自分で調べるしかないですよね。
そしてインターネットで検索します。
そうすると、出るわ出るわ。
メチャメチャたくさん出てきて、どれを読めばイイのか分からない......
本当かどうかよく分からない情報の雨あられ。
何が何だか、取捨選択するだけで疲れてしまいます。
このサイトもそうですが、インターネットの記事ってのは書かれた時期によっても少し状況が異なるし、どうしても書いた人の主観が入ってしまい偏った(かたよった)情報になりがちです。
そんな時、「私こんな事で困っています。教えてください」と助けを求めやすいのがインターネット掲示板です。
受験・教育関係のインターネット掲示板は調べてみると結構あります。
その中でもインターエデュなんかは特に有名で、非常に多くの方々が利用し、日々数多くの書込みがやり取りされています。
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受験と教育の情報サイト - インターエデュ・ドットコム
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常と誰かが書込みを見ていますので、投稿すればそのレスポンスは非常に早くスムーズなコミュニケーションが取れると思います。
がっ!
常に多くの方々が見ているという事は、その分、
- トラブルや批判
- 誹謗中傷
- インターネットサイトの記事と同じように間違った情報も多い
ということを覚えておかなくてはなりません。
では、実際、インターネット掲示板をどのように利用すればよいのでしょうか?
投稿を鵜呑みにしない。話半分で読む
受験、教育系インターネット掲示板は自分の知りたいことを調べるには非常に便利なサービスです。
しかし、「その情報が真実かどうか」は、受け取った側の自己判断になります。
つまり、嘘かどうかは分からないって事です。
実際に卒業生、在校生の保護者の方が真面目に答えている書込みもありますが、内情を全く知らない外部の方が分かったようなフリをして雰囲気で書込みしているケースも多く見受けられます。
前述したインターエデュには、中学校別、高校別に各学校の掲示板があって非常に便利です。
ウチの長男の学校もあって掲示板をよく確認するのですが、正しい情報も多く存在するのですが、
- 『よくもまぁ、こんな嘘っぱちを書いたな』
というような書込みもとても多いです。
そういう嘘の情報に対して、真実を知っている真面目な保護者の方々が猛烈に抗議をしたりします。
すると、デタラメに書いている人たちは面白がって、その方々を茶化したりするわけです。「あなた方の言っている事の方がデタラメじゃないですか?」と言う具合に。
そして大炎上する。
そういうスレッドが多数存在します。
そういうスレッドに関しては、どちらの情報も信用せずに話半分で読んでおけばいいんですが、「判断が難しい書き込み」がたまにあって、在校生や卒業生・保護者が正しい情報を書き込んでいるものの、思いっきり主観が入っているネガティブ情報の時があるんですね。
例
「卒業生です。この学校は手厚い指導で定評があると言っていますが、実際は教師に媚を売る生徒達だけに熱心な指導をし、それ以外の生徒は冷遇されます。塾要らずと言っていますが、ほとんどの生徒が塾に行っており、学校では見当違いな指導をしており、合格実績もごく一部の生徒が叩きだしたものです。とてもじゃないですがお勧めできません」
というような感じです。(実際に、このような書込みは無いですが例として書いてみました)
長男の学校の掲示板にも、これに近い感じの投稿があって投稿している本筋は間違っていないのですが、とても偏っている(かたよっている)意見だったりするんです。
一生懸命、聞きに来る子達に熱心に教える教師陣がいる事は良い事だし、実際それをやっているような前向きな子は希望の大学に合格できる可能性が高いです。
一方、「面倒だし、学校で質問するなんて格好悪い」と思っている子達は、変なプライドが邪魔して素直に分からない事を質問できなかったりします。
それを塾で補完しようとする。
でも、塾でも同じように変なプライドが邪魔して素直に質問ができない。
- 『そのまま受験突入 ⇒ 思ったような結果が出ない ⇒ 塾が悪い ⇒ 塾に通わせるような学校が悪い』
こんな感じでしょうかね。あくまで私の推測ですが。
それこそ偏見じゃないの!?
そうですね。私の見方もかなり偏ってますね。
でも、学校の状況を知っている在校生保護者しか判断できない見解だと思います。
それに、偏っていたとしてもポジティブな意見であれば、掲示板をチェックしている人も
- 「この学校はこんなイイ事があるだな」
と思ってもらえるんでしょうが、ネガティブな意見は何一つ良い事がありません。
この辺の事を分かって投稿を読んでいる人であれば問題ないんですが、受験校としてちょっと興味があって前向きに検討していて情報が欲しいなっと思って来た人からすると、こういう意見は冷静には判断ができないものになりがちです。
百害あって一利なしってことですね。
掲示板の書込みは鵜呑みにせず、話半分で読んでおく。
どうしても必要な情報は直接学校に確認したり、セカンドオピニオンじゃないですが様々な所で確認をするようにしましょう。
書き込みが多く日々更新されている学校に注目する
では、どのように掲示板を見ればいいのでしょうか?
私見ですが、
- 日々書込みの更新が早い学校は勢いがあったり注目度の高い学校です。
それが良い情報であっても、批判・誹謗中傷であってもです。
人気があったり、今後人気が出そうな学校は、そういう傾向があります。
良い意味でも悪い意味でも、とにかくやり玉に挙げられる訳ですね。
こういう学校は「生きている学校」です。
逆に1ヶ月も2ヶ月も新しい書き込みがされないような学校は、ちょっと気を付けた方がイイかもしれません。
質問もなければ、批判もない。興味を持たれていないという事なので志望する方も少ないでしょう。
良い傾向とは言えないでしょう。
最後に
今回は、インターネット掲示板の利用方法について、私見ですが解説させていただきました。
受験に関する情報を集めるのは、本当に難しいですよね。
情報が多すぎてパニックになります。
掲示板を見ても同じような状況に陥ります。
やはり取捨選択できるくらい、自分の中で整理し、キチッと理解をして、とりあえず試しにやってみて、もしダメなら修正するという段取りを踏まなきゃいけないですね。
インターネットの情報は非常に有益ですが、間違った理解の仕方をすると判断ミスを招きますので、100%信じず話半分で考えておいて、あとは自分で実際に行動して判断したほうが良いでしょう。
鵜呑みにするのは要注意です。
インターネット掲示板とは良い付き合い方をしましょうね。