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【東大生が解説】共通テストの数学対策。9割を取る勉強法とは!?

【東大生が解説】共通テストの数学対策。9割を取る勉強法とは!?
  • 大学受験に向けて勉強しているけど、数学の伸ばし方がわからない。

共通テストにおいて『数学』は、文理問わず集中的な対策を必要とする教科の一つです。

苦手意識を持っている生徒も多く、得意・不得意がはっきり分かれる教科と言えます。

逆に考えれば、得意・不得意が分かれているからこそ、テコ入れし得意な教科にできれば一気にライバルと差をつけられる『武器となる教科』とも言えます。

とはいえ『数学が苦手で悩んでいる』のに、一人で対策を立てていくのは無理ですよね?

そこで、本記事では現役東大生であり、共通テストでトータル811点、数学1A2B合計191点を獲得した筆者が、共通テストで9割を獲得するための勉強法を詳しく解説します。

    この記事を読んでわかること

    • 現役東大生が、自身の経験をもとに共通テスト数学の勉強法を詳しく解説します。

この記事の執筆者

そのざき
そのざき

東京大学後期教養学部在学中の2年生。
東大1on1の講師として活動中。
受験の際は共通テストでトータルで811点、数学1A2B合計で191点を獲得。

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共通テスト数学で9割を取るための戦略と学習計画とは?

筆者自身は、共通テストの数学1A2B合計で191点を獲得しました。

この点数を獲得するために様々な対策をおこないました。

では、共通テスト数学で9割を取るために、どのような対策をすればよいでしょうか?

共通テスト数学の基本的な形式と重要なポイント

まずは、共通テスト数学の基本的な形式をおさえておきましょう。

共通テストの数学は、大問5題で構成されており、

  • 第1問と第2問は必答問題
  • 第3問~第5問については、この中から3題から2題を選択する選択問題

となっています。

以前のセンター試験と比べ、問題の難易度、時間制限ともに厳しくなっているため、集中的な勉強が必要になってきます。

9割を目指すための総合的な勉強法と計画

その年の難易度にも大きく左右されますが、安定して9割を取ること非常に難易度が高いです。
小手先のテクニックだけでなく、根本的な数学力の向上が必要になってきます。

  • その上で最も重要なのは、基礎力を固めることです。

具体的には、

  • 教科書をはじめとした基礎的な参考書で各分野の基本概念や原理を徹底的に理解し、
  • 基礎問題スラスラ解けるようにすること

です。

その後は二次試験の対策と並行しながら、実際に共通テスト形式の問題を解いてみましょう。

8割を超えることができたら、基礎的な数学力はついたと言えるので、その後も継続して共通テスト形式の問題を解き、ブラッシュアップしていきましょう。

8割に遠く及ばないようでしたら、基礎的な数学力がまだ足りません。
もう一度、基礎的な参考書や問題集を周回しましょう。

問題を解く上での注意点と解答の見つけ方、計算力向上の方法

多くの受験生にとって、共通テストは時間制約が最もネックになっています。

そのため、わからない問題が出てきた場合、すぐに飛ばして次の問題にいくことが大切です。
どのくらい考えて、わからなかったら飛ばすのか』事前に自分の中で決めておくことをおすすめします。

具体的な時間は人それぞれですが、約1〜3分考えてもわからなかったら、その問題は飛ばした方が良いです。

計算力向上は、繰り返し共通テストを解き、訓練することが最も有効な手段です。

しかし、それでも計算力が上がらない場合は、根本的な数学の基礎力が足りていない可能性が高いです。

教科書などにもう一度立ち返って、各分野の基本概念や原理を徹底的に理解しましょう。

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共通テスト数学で出題されやすい単元とその対策

次に、共通テスト数学で出題されやすい単元とその対策について詳しく解説します。

出題されやすい単元とその覚え方、理解の仕方

出題範囲は、偏りなく数学1A2B全範囲から出ます。
そのため、どの分野も疎かにすることなく勉強することが求められます。

ただし、

  • 確率、整数、積分・微分、ベクトル、数列

は共通テストで毎回出題される上に、二次試験でもかなりの確率で問題になってくる分野です。

そのため、これらの分野を集中的に勉強することは、二次試験対策にも繋がってくるので効率的な勉強方法と言えます。

共通テスト数学における各種の問題形式と対策

共通テストは、全てマーク式となっています。

また、自力で問題を解くのではなく、問題に提示された誘導に乗って問題を解き進めていきます。

こうした形式は、いわゆる記述式の問題とは全く異なるので、繰り返し演習を重ねることで、慣れていくことが大切です。

参考書の選び方と使い方、参考書ルートの提案

基礎力を伸ばす上では、教科書がとても良いテキストです。

共通テストは教科書をベースにして作成されており、共通テスト対策の一歩としては最適と言えるでしょう。

ただし、その説明の仕方などが淡白で分かりにくいと感じる人もいると思うので、そうした方は他の基礎的なテキストを使うのが良いでしょう。

そして、基礎テキストが終わったら、一度実際の共通テストを解いてみましょう。
そこで、自分の実力を理解した上で、次は標準レベルの参考書をやりましょう。

具体的には、「チャート式問題集」や「標準問題精講」などです。

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少し難易度が高いため、二次試験対策の色合いが強くなってきますが、9割を取る上では、発展的な内容を押さえていることも必要になっていきます。

そして、標準レベルの参考書を終えたら、共通テスト形式の問題をどんどん演習していきましょう。

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入試直前期の留意点・注意点

勉強方法は、前項までお伝えした通り、基礎を固めてコツコツ積み上げていくことが大切です。

ここでは、入試直前期にすべきポイントをお伝えしていきます。

共通テスト直前にすべきことと留意点

共通テスト1ヶ月前からは、共通テスト対策に勉強時間の8割以上割くことをおすすめします。

共通テストの過去問対策問題集模試の過去問などを活用していきましょう。
膨大な演習を積むことで、要領がつかめ、計算能力も上がります。

また、様々な問題を解くことで、問題の難易度が高い時の対処法なども身についていきます。

9割以上安定して取れるようになったら、他の科目に時間を割くことをおすすめしますが、それでも本番前までには定期的に問題演習をしていきましょう。

大学受験の注意点と実際の受験体験談

本番で最も気をつけることは、マークミスです。

特に、数学は最もマークミスが起こりやすい科目と言えます。
問題を解いている最中に、こまめにマークミスがないか確認して、最悪のケースに備えましょう。

しかし、過度にマークミスの確認をし、慎重になりすぎると、タイムロスに繋がります。
そのため、普段から本番と同じ緊張感を持ち、マークミスの確認を習慣づけていきましょう。

本番だけマークミスの確認を行うと、普段と異なるリズムになり、点数が下がってしまう可能性が高いです。

ぜひ気をつけていきましょう。

東大や国公立大学入試における共通テスト数学の意義

東大をはじめとするトップの大学では、共通テストの点数の比重が小さく、共通テストより二次試験が合否を決める上で大切になってきます。

そのため、共通テストで大きく失敗したにも関わらず志望校に合格した人は一定数おり、共通テストの対策を軽んじる指導者もいます。

しかし、実際に東大をはじめとする難関大学に合格した大半の生徒は、綿密な準備のもと、共通テストで好成績をとっております。

これは、共通テストが学力の基礎を図る上で『非常に適した問題である』ことに起因しています。

ほぼ全ての問題が、教科書に準拠した基礎的な問題でありながらも、各分野の本質的な理解を問うた良問であり、中途半端な理解では、9割を超える点数を取ることが困難です。

そのため、共通テストは、問題形式の独特さはあるものの、受験生の基礎力を図る良い物差しです。

点数が悪かったら、その原因を、問題形式の独特に求めるばかりではなく、自らの基礎力の欠落に目を向ける謙虚な姿勢が必要です。

独学に限界を感じたら

共通テスト対策は、二次試験の対策に比べると淡白で面白みにかけると感じるかもしれません。

しかし、共通テスト対策は、学力の基礎を向上させる上で非常に有用です。

そのため、この勉強が二次試験の対策にも間接的に繋がっていると信じて、頑張ってみてください。

そして、やはり独学での勉強に限界を感じ、日頃の勉強や学習管理をサポートしてもらいたいと思う方も多くいるでしょう。

そんな時は、無理せずに塾や家庭教師を頼りましょう。

残念ながら、受験には制限時間があります。
自分自身で努力することは大切なことですが、どんなに頑張っても伸びず、受験までに間に合わなくては元も子もありません。

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最後に

この記事では、現役東大生である筆者が自身の経験をもとに、共通テスト数学で9割とるための勉強法を詳しく解説しました。

共通テスト数学9割取ることは非常に難しいことですが、基礎学力をしっかり鍛え上げれば十分戦えます。

大切なことは、

  • しっかりした学習計画の立てること
  • それをコツコツと継続していくこと

です。

そして、独学が厳しい場合は、それをサポートする塾・家庭教師を利用していくことです。

何度も申し上げますが、大学受験には制限時間があります。
合理的かつ効率的に学習を進めていくことが必要です。

悔いのない受験にするために考えていくことが大切ですね。

この記事の監修者

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この記事の監修者

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