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日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金制度が拡充。3つの変更点。

以前、この記事でも紹介しましたが、

長男高1。貯金ゼロ。大学費用どうしよう?
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大学・専門学校進学のために奨学金を借りている学生は全体の約50%。

半分は奨学金を借りていることになります。

その中でも最も有名なのがJASSO(日本学生支援機構)の奨学金制度です。

JASSOは独立行政法人ですので、いわば国が運営していると言ってもよいでしょう。

この度、その奨学金制度が見直され2020年4月から新制度になります。

給付奨学金(返済不要) | JASSO
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では、細かく調べていきましょう。

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給付型奨学金制度の拡充

今回の新制度はどのように変更されているのでしょうか?

結論から言うと、大きな変更点は、給付型奨学金制度が拡充されることになった点です。

まず旧制度を見ていきましょう。

奨学金には「給付型」「第一種貸与型」「第二種貸与型」の3つがあります。

平たく言うと、「給付型」は返さなくていい奨学金で、「貸与型」は卒業後返さなくてはならない奨学金です。

審査基準は、学力と世帯年収です。
世帯年収が低ければ給付型という事ですね。

世帯年収が低ければと書きましたが、これまでの給付型は実際の所は「住民税非課税世帯であり成績優秀」な人だけに適用されていました。

これは非常に狭い範囲ですよね。

新制度ではその範囲が拡充され3段階になりました。

配布されたリーフレットに例が載っています。

(引用元:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/index.html

このように世帯年収の区分を3つに分け、年収に応じて支給上限の2/3、1/3として給付されます。

とうさん
とうさん
この変更は大きいな!!

そうですね。

お金の面で進学を諦めていた人たちも多いでしょうからね。

変更はこれだけではありません。

順番が逆になってしまいましたが、上の表をみると「授業料減免」と書いてある部分がありますね。

そうです。

新制度では授業料、入学金の免除・減額のサポートを受けることができるようになります。

(引用元:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/index.html

入学金の免除・減額は大きな変更点ですね。

旧制度の奨学金受給は入学後に開始される形でした。(入学後、月々受給される形です)

それだと入学後の授業料はいいとして、前もって必要な入学金を用意できません。

それを用意できない家庭をサポートできないわけです。

そういった意味で今回の変更は非常に大きいと思います。

それと、新制度では給付型の支給額も少し増えるようです。

(引用元:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/index.html

旧制度では住民税非課税世帯が受給できて月額¥20,000~40,000でした。

それを考えると、額は少し増える感じですね。

奨学金申し込みのスケジュールは?

リーフレットを見ればわかることですが、念のため奨学金申込みのスケジュールを確認してみてみましょう。

(引用元:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/index.html

これは2020年度分のスケジュールです。

毎年少しずつ変更があるので、しっかりホームページで確認しましょう。

また、間違えてはいけないのは奨学金制度は「学生本人」が申し込むものです。

保護者ではないということを間違えないようにしてください。

学生自身が学校を通して申し込む形になります。

そして「給付型」ではなく「貸与型」で奨学金が受けられることになった場合、卒業後奨学金を返していくのは学生本人です。

「貸与型」で申請が通り奨学金を受け取り、返さなくてよいものと勘違いして、卒業後、事実を知り愕然とした人や、保護者が返すものと思っていて親子でトラブルになるケースなどがあるようです。

よく確認してから申し込むようにしてくださいね。

最後に

今回の新制度導入で

入学金上限:28万円/1回

授業料上限:70万円/年

の減免。

給付型奨学金(最大):91万円/年

の支援が受けられることになります。

これは非常に大きいですね。

この制度改正は、消費税10%引上げに伴う増税分の社会保障充実・教育無償化政策の一つです。

とうさん
とうさん
今後も、この政策を保っていけるといいね

そうですね。

他の政策も含め意見はいろいろあるようですが、今後この政策が好転し前向きに理解されるようになるといいですね。

とうさん
とうさん
それは今後、この制度を受ける学生の姿勢によると思うよ。

そうですね。
期待しましょう。

この記事の監修者

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