
「2025年全国おすすめ私立中学校一覧【中学受験のアレコレ選】」という記事で数多くの私立中学の紹介をいたしました。
今回は、そのなかの1つ『日本女子大学附属中学校・高等学校』について同校の魅力を詳しく解説していきます。
日本女子大学附属中学校・高等学校の基本情報

所在地 | 神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1 |
日能研R4偏差値 | 49 |
URL | https://www.jwu.ac.jp/jhsc/ |
概要 | 成瀬仁蔵が提唱した「自学自動」の精神は、 中学校での教育目標 「自ら考え、自ら学び、自ら行動する」 として生徒に深く浸透しています。 知識の習得に留まらず、課題を自分で見つけ解決し、 意見や作品を発表して深い学びに繋げます。 この姿勢が主体的な生徒を育成します。 多摩丘陵の自然豊かな環境にある学校では、 「豊かな自然が豊かな人間性を育む」との理念の下、 一貫教育を実践し生徒の資質と才能を引き出します。 また、学校は「小さな社会」として自治活動を重視し、 生徒が学校生活の運営を主体的に取り組みます。 この教育の成果は多くの卒業生の活躍により 証明されています。 |
日本女子大学付属中学校では、文庫本を使い作品全体を味わう国語や毎回の実験を行う理科など、実物に触れる授業を展開しています。
授業は「読む」「書く」だけでなく、スピーチやレポートで「発表」するまでを重視し、中学3年生は好きなテーマで「年間研究」を行います。
また、バイオリン必修の音楽やキャンパス内の木々から選んで描く「わたしの木」の美術など、感性を磨く授業も豊富です。
生徒一人ひとりがタブレット端末を使用することで、深い学びを効率的にサポートしています。
さらに、NPO法人「みんなのコード」との協力で情報活用能力を育てるカリキュラムを推進。
海外研修も充実させ、英語圏でのホームステイやターム留学、シンガポールでの異文化体験コースを設けています。
女子校でありながら、理系を進路選択する割合は4割に上ります。
2025年度より、2月1日午後に算数1教科入試も実施します。
日本女子大学附属中学校・高等学校|過去の受験数・合格数・入試倍率

過去の受験数・合格数・入試倍率などをまとめて紹介します。
2025年 | 帰国入試 | 第1回 | 第2回 | 第3回 | 総計 |
---|---|---|---|---|---|
試験日 | 2月1日 | 2月1日 | 2月1日 午後 | 2月3日 | |
募集人員 | 若干名 | 90 | 30 | 40 | 160 |
出願者数 | 2 | 182 | 183 | 235 | 602 |
受験者数 | 2 | 173 | 169 | 115 | 459 |
合格者数 | 1 | 100 | 110 | 58 | 269 |
実質倍率 | 2.00 | 1.73 | 1.54 | 1.98 | 1.71 |
2024年 | 帰国入試 | 第1回 | 第2回 | 総計 |
---|---|---|---|---|
試験日 | 2月1日 | 2月1日 | 2月1日 | |
募集人員 | 若干名 | 100 | 40 | 140 |
出願者数 | 4 | 231 | 282 | 517 |
受験者数 | 4 | 199 | 118 | 321 |
合格者数 | 2 | 126 | 53 | 181 |
実質倍率 | 2.00 | 1.58 | 2.23 | 1.77 |
2023年 | 帰国入試 | 第1回 | 第2回 | 総計 |
---|---|---|---|---|
試験日 | 2月1日 | 2月1日 | 2月3日 | |
募集人員 | 若干名 | 100 | 40 | 140 |
出願者数 | 3 | 245 | 336 | 584 |
受験者数 | 3 | 213 | 163 | 379 |
合格者数 | 2 | 120 | 59 | 181 |
実質倍率 | 1.50 | 1.78 | 2.76 | 2.09 |
2022年 | 帰国入試 | 第1回 | 第2回 | 総計 |
---|---|---|---|---|
試験日 | 2月1日 | 2月1日 | 2月3日 | |
募集人員 | 10 | 100 | 40 | 150 |
出願者数 | 2 | 248 | 355 | 605 |
受験者数 | 2 | 221 | 183 | 406 |
合格者数 | 2 | 120 | 48 | 170 |
実質倍率 | 1.00 | 1.84 | 3.81 | 2.39 |
日本女子大学附属中学校・高等学校|主要大学合格実績

過去の主要大学合格実績です。
主要国立大学・早慶・GMARCH以上の現役生の合格実績のみを抜粋して紹介しています。
2024 | 2023 | 2022 | |
---|---|---|---|
卒業人数 | 373 | 374 | 375 |
東京大 | 0 | 0 | 0 |
京都大 | 0 | 0 | 0 |
一橋大 | 0 | 0 | 0 |
東京工業大 | 0 | 0 | 1 |
北海道大 | 1 | 1 | 0 |
東北大 | 1 | 0 | 0 |
大阪大 | 0 | 0 | 0 |
筑波大 | 0 | 0 | 1 |
千葉大 | 0 | 0 | 0 |
埼玉大 | 0 | 0 | 0 |
東京外語大 | 0 | 1 | 0 |
東京学芸大 | 0 | 1 | 1 |
東京農工大 | 0 | 1 | 0 |
東京芸術大 | 0 | 1 | 1 |
東京医科歯科大 | 1 | 0 | 0 |
電気通信大 | 0 | 0 | 0 |
お茶の水女子大 | 0 | 1 | 1 |
横浜国大 | 0 | 1 | 0 |
東京都立大 | 0 | 1 | 2 |
横浜市立大 | 0 | 0 | 1 |
慶應義塾 | 19 | 19 | 14 |
早稲田 | 12 | 14 | 21 |
上智 | 11 | 21 | 12 |
東京理科 | 11 | 4 | 11 |
明治 | 11 | 12 | 10 |
青山学院 | 5 | 12 | 12 |
立教 | 9 | 17 | 18 |
中央 | 15 | 14 | 12 |
法政 | 9 | 7 | 9 |
学習院 | 3 | 2 | 8 |
よくある質問

受験生・保護者からよくある質問を抜粋して紹介します。
生徒指導ではどのような点に力を入れていますか。
本校が大切にしているのは、生徒と生徒、生徒と教員が充分に「話し合う」ことです。各行事の計画も生徒の様々な形での話し合いを重視する方針で進められます。また、週に1回授業時間内に行われるホームルームでは、一つのテーマについて討論をしたり、ディベートをしたりします。
高校では、2年生の軽井沢三泉寮での2泊3日の討議セミナー(軽井沢セミナー)や、毎年春・秋の年2回、学年を越えて自由参加で行われる1泊2日のセミナー(八王子セミナー)などで、時には深夜まで生徒達の話し合いが行われています。それらを通して、自分の可能性や個性に出会い、また、周囲の人々の気持ちを感じとり理解し、更には自らを修めていくことの大切さ、人間としての生き方を学びとっていきます。女子校の良さは何ですか。
自立した女性が自然に育つことにあると思います。本校では、男女を区別する意識も、特別に気張る雰囲気もなく、きわめて自然な形で勉学が行われています。全ての行事を自分たちの手で運営していく中で、社会に出た時にリーダーシップを発揮する力を養っています。女子、男子でなく、人間として成長することのできる場面が、本校にはふんだんに用意されております。
週5日制ですか。
はい。ただし、総合的な学習の特別企画や運動会、音楽会などの行事があり、土曜日に登校する場合もあります。クラブによっては土曜日に活動をしたり、試合・コンクールに参加することもあります。基本的には家族と共に過ごす中で、教科の課題、年間研究、趣味や稽古事、地域ボランティア活動、読書など、有意義に過ごすように指導をしております。
クラスの人数とクラス編成を教えてください。
1クラスの人数は中学42名、高校46名です。学年編成は中学が6クラス、高校が8クラスです。
食堂はどのようになっていますか。
中学・高校共有で、一度に約400 名の生徒が利用できます。メニューには定食の他、麺類、カレーライス、スパゲッティや生徒ランチがあります。冷し中華などの季節メニューや、ひな祭りの日にはちらし寿司とお吸い物など、特別メニューもあります。
食堂では、パン、おにぎり、ジュース類の軽食の販売もしていますので、持ち出して教室などで食べることも可能です。習熟度別学習や他大学進学のための特別クラス編成を行っていますか。
中学では、クラスを半数に分けて授業をする際に、生徒の希望によるコース別の授業を行うことがあります。基礎を徹底したい生徒へのコース、発展的な内容のコースと、生徒本人が選ぶことができます。
高校では広く教養を身につけ、いろいろなタイプの友人と過ごしてほしいという方針から、文系・理系などのコース別のクラス編成は行っておりません。ただし、国語・数学・理科・英語の選択授業の中に、他大学受験を目指す生徒にとって実質的に役立つものがあり、受験校の試験科目に従って必要な講座を選ぶことができます。英検・漢検の検定試験を、学校で受けることができますか。
英語検定、漢字検定ともに年1回、学校を会場として行っています。生徒の自主性を重んじる本校では、受験を必須のものとはしていませんが、自主参加にもかかわらず、毎年多くの生徒が参加し、高い合格率を保っています。いずれの検定試験でも優秀団体賞を毎年のように受賞しています。
英検については、中学校は第1回英検から参加しており、多くの生徒が4級から2級を受験して合格しています。生徒によっては、準1級や1級取得者もおり、高校生では、TOEIC、TOEFL を受験し、高得点をとる生徒も少なくありません。
漢検については、多くの生徒が4級から2級を受験して合格しています。いままで何回か最優秀団体賞をいただき、合格率全国1位となって文部科学大臣奨励賞をいただいたこともあります。併願受験の場合、どのような優遇がありますか。
第2回と第3回の査定において、複数回受験者をボーダーライン付近で考慮し、合格とします。
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