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【私立中学受験】偏差値40台の私立中学に進学する意味あるの?おさえるべき5つのポイント

とうさん
とうさん
私立中学受験で偏差値40~50くらいの学校って結構多くあるけど、こういう学校に進学する意味ってあるの?

そうですね。
たしかに偏差値40~50くらいの学校は数多くありますね。

とうさん
とうさん
僕は中学受験してないんだけど、僕の感覚からすると偏差値40台っていうと、かなり低いイメージがある。そんな学校に高い学費を払って進学させて意味あるのかと思って・・・

なるほど。
一般的には、そう思われる方多いと思います。
しかし、結論からいうと中学受験において偏差値40台の私立中学に行く意味は十分にあります。

ポイント

  • 中学受験のおいて偏差値40台の私立中学に進学する意味は十分にある
とうさん
とうさん
えっ!?なんで?40台だよ?だったら地元の中学に進んで高校受験すればいいんじゃない?

結構、偏差値にこだわりますね・・・
偏差値だけでいえば、『中学受験の偏差値45』『高校受験の55~60、学校によっては65くらいの偏差値』になります。

とうさん
とうさん
えっ!?なんで?なんで、そんなに上がるの?

それは中学受験の母数が少ないからですよ。
中学受験をする人は、かなり限られていますよね。非常に少ない。
それに対して、高校受験はほとんどの人が受験します。
その違いですね。

つまり、中学受験は同年代の中でも、かなり学力の高い人たちで行われる受験であるということですね。
中学受験で偏差値45だったとしても高校受験で考えた場合、一般的に言われる数字でいうと10~15くらい偏差値が上がるとされています。

よって、中学受験で偏差値45の学校も、高校受験で考えた場合、偏差値55~60くらいになります。

ココがポイント

  • 中学受験は受験する母数が少ないため偏差値の水準が高校受験に比べて10~15くらい高い
  • よって、中学受験で偏差値45の学校も、高校受験で考えた場合、偏差値55~60くらいになる
とうさん
とうさん
なるほど。そうであれば行く意味あるね・・・中学受験時、偏差値40台の学校だとしても・・・

そうですね。
その辺をよく知らない方だと『なんで偏差値40台なのに私立いくの?もったいないじゃん』なんて考え方になってしまうわけですね。

偏差値だけの話になってしまいましたが、偏差値が一番分かりやすいし、皆さん間違えやすいところだと思います。

また私立中学進学には偏差値だけじゃなく他にもメリットがあります。
この記事では、なぜ僕が『偏差値40台の学校だとしても進学する意味は十分にある』とおススメするのか詳しく解説していきます。

おススメする理由は偏差値の件も含め5つです。

おすすめポイント

  1. 6年間一貫教育の優位性
  2. 学習設備の充実
  3. 教員の意識
  4. 友人環境・学習環境
  5. 中学受験で偏差値45の学校も、高校受験で考えた場合、偏差値55~60くらいになる

ちなみに『偉そうに言ってるお前は誰よ』という話ですので、この記事を書いている僕は・・・。

この記事の執筆者

リョウスケ

✓教育ブログ歴9年。月々130,000PV。
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【私立中学受験】偏差値40台の学校に進学する意味はあるの?

前項で書いた通り、僕が『偏差値40台の学校だとしても進学する意味は十分にある』とおススメする理由は偏差値の件も含めて5つあります。

おすすめポイント

  1. 6年間一貫教育の優位性
  2. 学習設備の充実
  3. 教員の意識
  4. 友人環境・学習環境
  5. 中学受験で偏差値45の学校も、高校受験で考えた場合、偏差値55~60くらいになる

一つずつ解説していきます。

①6年間一貫教育の優位性

まず、コレですね。
中学受験をする最も大きな理由はコレだと思います。

とうさん
とうさん
えっ?どういうこと?

『私立中高一貫校受験』をするにしても、『公立中高一貫校受検』をするにしても受験するご家庭が中学受験を希望する最も大きな理由は『中高一貫教育』に他なりません。

中高一貫教育とはその名の通り、中学・高校6年間を一気通貫で同じ学校で面倒を見てくれるということです。
つまり高校受験がありません。

ココがポイント

  • 中高一貫教育は、中高6年間一気通貫で面倒をみてくれるので高校受験の必要がない

受験ブログを運営している人間として、こんな事をいうのもなんですが『人生において受験は時間の無駄づかい』ですよね?
もちろん良い面もあるんですが、基本的に何度もやらなくていい。
時間がもったいないですものね。

受験勉強に時間をかけるくらいなら、他の興味のある分野へ限られた自分の人生の時間をかけたほうがイイと思うわけです。
ましては、人生で最もイイ時期である10代の青春期を受験勉強に使うなんてもったいない。

そういう意味で、中高一貫教育は合理的です。
中学から高校にかけて、ある一定の学力をキープすれば落第することもなく進級していけます。

メリット

  • その間、人間関係を養う部活に没頭することもできますし、
  • 6年間という通常の2倍の時間をかけてより強い人間関係を作ることもできます。
  • 勉強面でも3年という短い期間ではなく、6年間という2倍の時間を使ってスケジュールを組むことができます。
  • 大学受験対策面でも、中高一貫校のほとんどが高校2年の段階で高校の教育課程の全てを終わらせ高校3年生は大学受験対策に充てる形になっています。

逆にデメリットをいえば

デメリット

  • 6年間人間関係が広がらないこと
  • 人によっては中だるみする

ことですが、メリットの方が大きいです。

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②学習設備の充実

コレは学校にもよるんですが、いわゆる伝統校や母体が大きい私立中学の場合、公立に比べて学校設備が非常に充実しています。

  • とても巨大なプール設備を持っていたり
  • 実験教室・実験設備が充実していたり
  • トレーニングルームがあったり
  • ナイター設備があったり
  • ものすごく巨大な自習室・図書館を持っていたり

と子供のやりたいことが決まっているならば、その学校の設備を目的に進学を決めてもイイくらいの環境が整っている場合もあります。

中高一貫校に進む一般的なお子さんの場合は、高校3年生になると大学受験をすることになるでしょう。

私立中高一貫校の場合、自習室が非常に充実しているケースが多いです。
予備校並みの巨大な自習室と、いつでも質問できるチューター(卒業生の講師)を揃えているので、別に予備校へ通わなくても良いという事もあります。

とうさん
とうさん
なるほど。たしかに予備校に行く理由の一つに『自習室』『いつでも質問できる環境』というのはあるよね。

そうですよね。
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③教員の意識

コレも実は結構重要なんですよね。

公立の先生は、異動が多いです。
どんなに親身になってくれる良い先生に巡り合えたとしても、どうしても異動してしまいます。

それに対して、私立の先生は異動という概念がないのでずっといます

  • 生徒側は『昔から知っている』『いつまでも居てくれる』安心感がありますし、
  • 教師側は『昔から知っている』⇒『親身になる』⇒『この子のために最善を尽くしたい』

という状況になりやすいです。(もちろん全てではありませんが・・・)

また先生方の学校に対するプライドも非常に高いです。
決して、公立の先生方が低いとかいっているわけではなく、私立の先生、特に伝統校にいる先生方の学校に対するプライド意識は良い意味で非常に高いです。

  • ウチの学校の進学率を下げるわけにはいかない
  • 評判とおりの良い学校にしなくてはならない

そういう意識の先生が多いですね。

学校ファースト・生徒ファーストな生活を送っている先生も多いですし、私立中高の職場環境は大体ブラックでしょうねww

逆に言えば、生徒たちには『手厚い指導をしてくれる』ということになります。

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④友人環境・学習環境

実が、これまた重要です。

私立中学の場合、良くも悪くも『同じレベルの同級生に囲まれた生活が送れる』ということになります。

やはり環境というのはもっとも大事なんですね。

『クラスの半分以上が当たり前のように東大に行く』環境であれば、やはり、お子さん本人も『僕も東大目指さなきゃな』という意識になりやすいってことです。

逆に『クラスのほとんどが授業中はおしゃべりをし先生の話も聞かない』『特に進学も考えていない』という環境で一人だけモチベーションを保つのは難しいですよね。

そういう意味で環境は大事です。

特に10代の青春期は家族⇒友人へと気持ちがシフトする時期です。

家族の意見・影響より友人の意見・影響を受けやすい時期といえます。

その時期に同じ価値観を持った友人と過ごすことは、親からしてもある意味、安心ではないでしょうか?

これには様々な意見があって『多様な考え方に触れる機会を損失している』という方もいらっしゃいます。

これは各ご家庭の考え方なので、良し悪しを判断することはできませんが、僕は同じレベルの同級生と過ごす事が大事かなと思いますし、時間は元には戻せないので、その環境は何物にも代えがたいと考えています。

⑤中学受験で偏差値45の学校も、高校受験で考えた場合、偏差値55~60くらいになる

そして、5つ目が冒頭で書いた偏差値の事ですね。

中学受験は分母が少ないので中学受験偏差値が45だったとしても、同級生のほとんどが参加する高校受験では10~15くらい偏差値が上がって55~60くらいになります。

もし中学受験で第一志望に落ちて偏差値45くらいの学校しか合格できなかったとして

『あ~、これじゃ意味ない。地元中学に進んで高校受験でリベンジよ!』

なんて選択をするとします。

公立中学の場合は、受験をするわけですから、3年後、希望の所に進学できるとは限らないわけです。
その上、都立受験に失敗して、結果私立高校に行くことになったら、それこそ、なんのこっちゃ分からない状況になります。

それを考えたとき、

エスカレーター式に、少なくとも偏差値60~65くらいの進学校に進むことができるチケットが手元にあるのに、それを捨てることはないだろう。

と思ってしまいますよね。

しっかり検討する必要があります。

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最後に

今回は『私立中学受験において偏差値40台の学校に進学する意味はあるのか?』5つのポイントをあげて解説してみました。

実は、現在大学2年生の我が家の長男も公立中高一貫校を落ちて、併願した偏差値40台の私立中学に通っていました。

中高時代、学校が楽しくて、いきいきと毎日を過ごしていました。
やはり自分と同じような精神年齢の子供たちが多いからだと思います。
6年間で1日しか休まなかったはずです。

また、このブログの別記事でもご紹介していますが、学習面も東大や難関国立大は無理だとしてもGMARCHには届くくらいの学力までは伸ばせました。
塾にも行っていません。

勉強だけが全てではないですからねぇ。中学生活、高校生活は。本人が楽しくないと。

振り返ると、ウチの場合は私立中学を選択してよかったと思っています。(まぁ、公立中高一貫校の方がもっと良かったですが)

合格をもらい『親が少し頑張れば私立に通わせられる』という状況であれば、偏差値40台の私立も悪くないですよ。

とうさん
とうさん
でも、できれば志望校に合格したいよね・・・

という方、それはその通りですよね。

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とうさん
とうさん
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この記事の監修者

中学受験(受検)のアレコレロゴ
中学受験(受検)のアレコレ編集部

中学受験・公立中高一貫校受検情報のブログ。2024年で運営9年目。9年間の経験をもとに中学受験、高校・大学受験・教育の情報・学習サービスについて各校・各地域のデータをまとめながら詳しく解説しています。その他、中高の生活・子育ての話。 役立つ情報満載です。⇒運営者情報はコチラ
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